2010年6月25日金曜日

通勤とは思えぬ通勤路

**** 鍛える生活ちと脱線 ****

これ、私の通勤路(↓写真)。
夏は運河沿いを走ります。
こんな道を自転車で20分くらい走って。
普通の道を3分くらい走ると会社。

(注: これは郊外じゃなく中心地です!)
このジャリ道を走っていると。
画像処理ソフトの開発会社に行く道とは思えず…。
稲刈りに行くのかと思ってしまう。

散々。田舎街の生活に対して文句を言ってきたが。
木と緑だけは美しく。
緑の色がなんともおかしいのです。
見た事もないような緑色なのだ。
(写真では再現できてませんが…)
まあ。この世じゃないからかな笑

これは通勤路のお気に入りの木↓

2010年6月21日月曜日

ドイツで鍛える生活 #26

**** 後悔お片付け人生 ****
人生に『もし』はないと言う。
もし。◯◯だったら…。
もし。◯◯していれば…。
でも。所詮。
その『もし』は起きなかったことなのである。

しかし。
私はその『もし』を一個一個片付けてきた。
なんか、常に後悔のお片付けをしているのだ。
『もし。あの時…あーしていれば…』
じゃあ…。今から。ウー…やるか…。と。
いわば。後悔の実践である。

クソーっ。英語が話せていたらー。
じゃあ…。と。英語を猛勉強したり。
あー。ここがドイツでなく。
英語圏だったら…よかったのでは。と思い。
一転。オーストラリアへ引越したこともあった。
いや。あの時。
ドイツを離れないでドイツで踏ん張っていれば…。
じゃあ…ウ〜。ウウッ〜。
と。またドイツへ勝手に戻ったり(←バカ)。

『もし』はいつだって、強引に現実になった。
しかし。その
『もし。◯◯だったら、…なのではないか』
の『…なのではないか』の部分は。
いつだって現実にはならなかった。
結局、『もし』は起こらないのであるが。
変わることが一つだけある。

後悔が一つ片付くのだ。
あの時。やはり。
『もし』はなかったんだと…。

そして。今回のドイツも。
実は『後悔の実践』のために来た。
『…ではないか』の部分はやはり。
現実には起こっていないが。
また一つ、『もし』が片付いた。

しかし。人間というものは。
諦めも悪く、欲深いもので。
一つ『もし』が片付くと新たな『もし』が浮上する。
そう。ここに来て。
新たな『もし』が浮上してしまった!

田舎の街というのは家族生活が中心であり。
エンターテイメントが家族である。
やはり。
私みたいなよそ者の単身者には難しいのではないか。
プラス、言語障害児(ドイツ語能力: 低)だし。
もし(←でたーっ!)。都会であれば生活ももっと…。
じゃあ…。えーっ。都会へ引っ越し!?

ここから近い都会と言えば。
ハンブルグ、えっー。
で。リューベックへ新幹線通勤?
住まい東京(ハンブルグ)。
勤務地、小田原(リューベック)みたいな。
いやー。日本と違い、電車もよく遅れるし無理でしょ。
となると。東京に戻る!? えーっ?! 落ち着けー。

桃源郷はないとわかっているのに。
(参照: ドイツで鍛える生活 #23 )
私の悩ましき学ばぬ日々は続く…。

でも。この後悔お片付け人生。
一つだけわかっていることがある。
今際の際に。
ジタバタしない自信だけはなんかある。
残っている後悔は。いつだって。
新たに浮上してくる一個だけだから…。

あ。それとも。その一個だけで。
最期。ジタバタするのかしらん?

2010年6月14日月曜日

ドイツで鍛える生活 #25

**** トラブル体質とガテンと ****

土曜日。よっしゃー。
引きこもりはいかん。
出だしが肝心。
と朝っぱらからヨガクラスを受けようと。
ハンブルグに行く支度をし着替えていたら。
電車に間に合わなくなってしまった…。
電車は1時間に1本。また来週か。
『……』
結局。家でヨガを1時間半。

じゃあ。
ハンブルグの楽器屋さんに行ってみよう!と。
しかーし。
営業時間が13時から15時。とか。
11時から14時とか。
なんじゃー。そのピンポイントの営業時間はー!?
ドイツの大都市。ハンブルグよ。お前もかー!
乗り越えるべき関門は、電車だけではなかった…。

さて。
新しい土地、外国に引っ越すと。
わけがわからぬまま暮らしているため。
いろんな事が色々と遅ればせながら判明する。
えっ。乗り換えはチケット買う必要なかったの?とか。
えっ。こういうものはここにあったのかー!とか。
もう。知らなかったがための損害は計り知れない。
私の場合、トラブル体質も手伝って。
この半年で損害は10万円近くか…(←ショック)

で。今回のハンブルグ小旅行。
一人でちゃーんと生きられるように。
ちゃーんと下調べして。電車の中でも地図を広げ。
『着いたら地下鉄No.3のxx行きに乗って…』と。
ちゃーんとシュミレーションもしたのに。
地下鉄No.3のxx行きは工事中で封鎖であったー。
『……』

しかーし。良い事もあり。
楽器屋がみつからずウロウロしていると。
イケているフリーマーケット発見。
あー。また遅ればせながらの発見!
とりあえず。寒くて凍えそうだったので。
カシミアのセーターを即買い、即着用(6月なのに…)。
さらに。
自転車が壊れたので中古自転車もそこで購入。
やっぱり。お外に出るといい事があるようだ。

さてと。
自転車を持ってリューベックに帰らねば。
ドイツの電車は。
自転車を持ち込めるのだが、その車両。
自転車持ち込んでいた人の数、10人=10台。
車椅子の人。5人= 5台。
なんか、もー。
車内が自転車と車いすで埋め尽くされ。
電車の中とは思えぬすごい光景。
で。座る場所がなかったので。
自転車に寄りかかりながらリューベックに帰還。
駅のホームで自転車を担いで階段を上っているとき。
ふと。思った。

この光景…。
私は8年前もこうやって。
いつもベルリンで自転車を担いでいた。
私の生活はいつまでこうガテンなのか…。

もー。ガテンに生きなければならないならば。
男の肉体を与えてほしかった…。
ちょっとー。神様。君。
私が男だと勘違いしているんじゃないかー?
ま。
電気配線から洗濯機の配管まで自分でやるから。
神様も勘違いするのか。
しかーし。
今日は自転車の籠を着けないと…。

そんなわけで。
私は今日も。ドイツの路上で。
ペンチとドライバーを持つのであった…。

2010年6月7日月曜日

ドイツで鍛える生活 #24

**** たかが味覚されど味覚 ****

会社では毎週月曜日がチームランチ。
1人が全員分のランチを作り。
1ヶ月に一度自分の番がまわってくるのだが。
メニューが悩ましい。

ルーマニア人同僚たちは。
慣れていない味は食べられない。
カレーとかスパイシーな味もダメ。
魚もダメ。そして今回。
ルッコラのサラダも残していたー。
もー。野菜もダメかお前ら〜っ!

そういや。
ジャガイモとか。缶詰の野菜とか。
シチューに入っているクタクタに煮込まれた野菜。
なんかは食すのであるが。
それ以外はあまり食べないかも…。
ウーン。肉だけか…。
しかし。私は普段、肉を食べない主義なので。
もう皆がハッピーになれるメニューはあり得ないのだ。

で。
5人分の買い出しや料理を運ぶのも、もー問題!
トマトソースを自転車の籠に入れて運搬中。
ソースの入ったボールがひっくり返って大惨事。
エコバック内がソースまみれになり。
道中。バック内に散乱したトマトソースを。
手ですくってボールに戻し。
まあ…。昼にそれを食わせてしまった…(コラっ!)。
なーんてこともあった。

大体。もういいオバさんなのに。
35ℓのバックパックが日常的に大活躍する。
というのは一体どういうことか。
あー。本当のブルジョアになりたいっ!

で。
味の封鎖性の問題であるが。
ドイツ人でも東ドイツ出身の人は味覚が封鎖している。
これは。
社会主義の封鎖性が人類にもたらした味覚の封鎖性じゃー。
と思ったが。
おそらく。社会主義でなくとも。
経験がない人は同じことが起きるであろう。

先日。友人が。
肉食文化圏の中で。
魚を食べられる人や、
異国の食べ物を受け付けられる人は。
インテリ層が多い。と。

狭い味覚しかない人は。
味覚が狭いだけでなく。
おそらく。
その人生にまつわる世界も狭くなるということだ。
というわけで。
子供に味を経験させるのは大事なのですねえ。
(いや。キース・リチャーズがもし偏食だったりしてもよいのですよ。凡人の場合です)

ま。次回は。もう肉料理だな。肉。肉。
肉とじゃがいも料理で塩、こしょう味。
もしくはピザか。
余計なお世話だけど。
なんか。そんな枠の中の人生。
つまらん。

あ。エラそうなこと言って。
私は納豆が食えなかったー。
何か納豆分の人生を失っているということか。

p.s. 全部のルーマニア人が上記とは限りません。
サンプルが少ないのであしからず。