2014年5月13日火曜日

Instagramはじめました。

遅ればせながらinstagramを開始。
アカウントは@mayugepanです。以下のボタンをクリック。
(なんとmayumayugeでは取られていたという…。誰だっ)

Instagram

2013年1月6日日曜日

本もどき版;ドイツで鍛える生活 完!

ドイツで鍛える生活:本もどき版 (計18巻)。完!あとがきにて、どうやって書かれたものか。などの裏話なんかも〜。

http://mayu-mayuge.jimdo.com/ドイツで鍛える生活-あとがき/

2012年10月21日日曜日

本もどき版:ドイツで鍛える生活 17巻

ドイツで鍛える生活 17巻アップ
いよいよドイツ撤退。
しかし、パッキングに使うガムテープを街で探すこと4日。
ドイツに普通のガムテープってないの〜?
世の中ってずいぶん違うのね…。

2012年10月12日金曜日

本もどき版:ドイツで鍛える生活 16巻

ドイツで鍛える生活 16巻アップ。

究極の自由は常に孤独とセット。
バイバイ、ロンリネス。
バイバイ、フリーダム。

いよいよ。勤務最終日です。

2012年9月30日日曜日

本もどき版;ドイツで鍛える生活 15巻

ドイツで鍛える生活 15巻アップ。
日本食がおいしいというのは世界共通ではなかった…。
そして、ルーマニアの独裁者、チャウシェスクだって責めた。
そんな会社での最後のランチ。
その他、スシを背負って生きること。などなど。

2012年9月23日日曜日

本もどき版: ドイツで鍛える生活 14巻

ドイツで鍛える生活14巻アップ。
海外では会社を辞めるときはコソコソするのか?
最終日はどうするのか?
その他、海外で1人で働くということは〜?という話と。
日本人はなかなか言わないわな〜という、
自己紹介でのオモシロ趣味。などなど。

2012年9月19日水曜日

本もどき版:ドイツで鍛える生活 13巻

ドイツで鍛える生活 13巻アップ。
ドイツ人宅でのうどんクッキング会(珍発言あり)。
そしてなんとマユゲが辞表を提出!

2012年9月10日月曜日

本もどき版: ドイツで鍛える生活 12巻

ドイツで鍛える生活 12巻 アップ。
あんな不便な生活の中、なぜドイツ人たちはフツーに暮らせるのか。
そのからくりを。

2012年9月2日日曜日

ドイツで鍛える生活 10巻、11巻アップ

申し遅れましたが既に先週
ドイツで鍛える生活10巻アップ。
で。本日。
ドイツで鍛える生活11巻アップ。

街中の水が止まったり、パン屋でパン買うだけで店員に起こられたり、日本で起こりえないことが次々と起こります。ハイ。

2012年8月12日日曜日

本もどき版:ドイツで鍛える生活 9巻

本もどき版: ドイツで鍛える生活 9巻アップ。
わたくし、マユゲが全ドイツ国民、
そして。全ルーマニア国民を愛した瞬間!
もう、今読み返しても泣けるっ(←私だけかも笑)。
感動の9巻!
あー。ほんと。泣ける笑。

2012年8月5日日曜日

本もどき版:ドイツで鍛える生活 8巻

本もどき版:ドイツで鍛える生活 8巻アップ。
なんと。リューベック撤退に向け動き出したマユゲ。
パリで妙なアルジェリア人に出くわしたり、
カンヌに誘われたり、迷走中…。
参考文献として、
履歴書に載らない履歴集もアップ。
16歳からの3カ国、4都市、+1島に渡る、
ヘボい短期バイト体験記。その数なんと30職。

2012年4月3日火曜日

地震と備えと道徳と我欲

                     *    *    *
わたくし。実は。
命綱を買う癖(へき)がありまして…。
引越しすると、
まず脱出用の命綱を買うのです。

前住んでいた家は5階だったので、
引越し早々、東急ハンズに赴き、
マグロ漁用のロープを購入。
(マグロ漁用なら強度は十分であろうという発想)
ステップ用に1mおきに結び目を作った。

その次に引越ししたドイツの家も5階。
新天地で街の右も左も分からない状態のまま
Do it yourself shopだけは目ざとく見つけ、
ロープを30mほど買い。
また1M置きに結び目を作った。
(これ、ドイツで買ったロープ↓)


















つまり。私は。なんかあったとき。
救急隊が来て助けてくれるとか。
そういうのを全く信じてないのです。
それどころか。
大火事で黒煙がモクモクと上がる中。
隣人がすす汚れた顔で
「私にもロープをくださ〜い!」
と泣きつかれたらどうしようと思い。
いざとなったら隣人に投げようと、
顔も名前も知らぬお隣りさんのロープまで買ってしまい。
数年間、隣人の命綱までこっそり持っていたくらいである。
(この綱の出番はなかった)

そんなわけで。私的には。
ロープとかなーんも持たずに。
ボケ〜っと2階以上に住んでいる人とか。
全く信じられんのです。

そんな『自らの身は自らで守る』的な姿勢なもんで。
大地震が起こると言われる昨今。
備えも気が狂うくらいしそうなもんであるが。
これがどっこい。
全くしていないのである。

そういや、25年くらい前であったか。
やっぱり地震が来るという噂があり、
新聞にまで載ったが…来ず、予言者は失踪する。
という騒ぎがあった。

当時、子供だった私は
地震用リュックを用意した。
水に、犬のリードに、ドックフード、犬のうんち袋。
ともかく、大事な飼い犬のものばかり詰め込み。
自分のものはパンツ2枚くらいしか入れなかったと記憶する。
しかし。昼間はリュックそっちのけで学校に行く訳だし。
大災害時、うんち袋とかどうでもよいだろっ!という、
まったくもって頭悪そうな地震の備えであった。

ま。若さというのはバカである。
もっと遡った時代。ミントの飴を初めて舐めた時は。
『おお。これはハミガキという行為と同じだ。しかも楽チン!』
というわけで。
ミント飴をハミガキにしていたこともあった。

話は脱線したが、
まあ。年も重ねるといろんな事態を想定できてしまうので。
いざ。地震用に水なんかを蓄えておくのはよいけれど…。
しかしですねえ…。となり、
純粋に地震リュックとか作れないのです。

大災害となると、皆が水を欲しがるわけで。
皆が「水を〜っ!となっている中」
自分だけそれをクイクイって飲むのか。
という話になるわけで…。
やっぱり道徳心としては。
持っていない人にに分け与えねばならぬ。
ということになる。つまり。
地震の備えをしても自らを助けることには。
なーんもならないわけです。
皆が皆、備えてくれないと意味がない。
火事の時みたいに、隣人のロープも買えば解決。
とはならない。
じゃあ。皆にちゃんと水を備えましょう。と。
啓蒙すればいいかというと。
全員が備えてくれるというのはほとんど不可能に近い。

というのも。
皆、100%の人々に何かを強いるには。
もはや、軍隊と刑務所でしかありえない。

昨今。君が代斉唱で、やれ歌わなかったとか、
やれ、口パクだったとかで
処分だとかで問題になっているが。
そもそも。
全員に何かを強要するというのが不可能である。

まあ。個人的には『歌いましょう』と言ったら、
日本社会ならば、まあ9割以上の人が歌うわけで。
それでちゃんと『斉唱』という儀式が成立するんだから、
まあいいじゃないか。クチパクで抵抗なんて、
いじらしく、かわいらしいではないかと思うのだが…。
それに。
成熟した社会はある程度の『のりしろ』があって然るべきである。
いろんな人がいる。それでええではないか。
『のりしろ』がない社会は幼なすぎる。

また話が脱線したが。
もう全員が歌うとか歌わないとかは問題じゃないのーっ。
もう全員が水を用意してくれないとーーーっ。
地震用の水。自分で備えても。これ…。
自分には回ってこないんでしょー。
良心の呵責と戦って。
ええかっこして、水、渡しちゃうんでしょ。
ってなわけで、地震の備えは後回しになっているのです。

ま。とりあえず。
意味ある地震の備えは。なんだろ。
一番高いギターをハードケースにでも入れておきましょうか…。
ねえ。

2012年3月25日日曜日

白髪を巡る冒険と考察

                         *  *  *
「カツラが世の中に受け入れられないのは、
ないもの『ゼロ』を無理矢理あること『1』にするからで〜、
で。化粧が受け入れられるのは。
元々あるもの =1に対し
『1+α 』であるからだと思うのよね。
で、だよ。じゃあ白髪染めはどうなのか?というと。
白という無色は、ある意味『ゼロ』なわけよ。
で。それに無理やり黒(注1)を入れるから、
(注1) ここで言う黒は黒だろうと茶であろうと同じ。
カツラと同じ『 0から1 』のプロセスで。
実は。構造的にカツラと近いわけよ、でね…」

                   * * * * * * * * *
またやっている…。
代官山、深夜1時のカフェ。
クラブに行く前に『ちょっと茶』で集う人々や、
ソファーに座って読書をするカップルがいる店内で。
(ってか、深夜にわざわざ読書しにカフェ来るのか〜 ?まあ。近所の人なんだろうけど)
白髪論を熱く語っているのが…私。

そう。私。基本的に怒ったり熱くなったりしないのだが
こと、白髪のこととなると熱いのである。
というのも…。

25歳で両サイドの内側に数十本ずつ出始め。
31歳ではもう白髪染めに手を出さざるを得ない状態に。
34歳でその切なさに耐えきれず、白髪染めを辞め…。
35歳で局地的な白髪率は30~40%を超えている状態に。
もう。こと白髪との戦いに関しては。
50代後半並みの経験値があるのだ。
(つまり。成人してから全部黒い髪が生えて来る時代が、
20歳から24歳の4年間しかなかったことになる。ヒョ〜っ。)
で。この件になると
染めればいいじゃん的な軽いノリの周りに。
「真っ黒なテメエらに何がわかる。てやんで〜っ!」
という心境になってしまうのである。

私が思うに男性の白髪は。
坂本龍一を筆頭に、それなりの地位を得ている。
(↑今はそれなりの年だが、早くからグレーだった)
オシャレにキメようと思えばそれなりにできるし、
実際、そんな男も街中にいたりで。
逆に白髪染めで黒いほうが引くらいである。
(加山雄三とかビミョ〜よね…)

で。ハゲはハゲで。『全部剃る』という形で、
オシャレ坊主という地位を獲得した感がある。
(竹中直人とか、ライムスター宇田丸とかね)
もしくは前頭からハゲた人は。
ソフトモヒカンみたいな山田五郎風にしたりと。
それなりの道がある。
しかし、女性の30代の白髪はキビしい…。
染めればいいじゃん。という白髪未経験の諸君。
それは。甘いのだよ…。

そう。白髪の問題は常に根元との戦いに尽きる。
染めた所で1週間もすれば根元は白くなる。
私に言わせれば、
白髪染めで隠しきれている人は皆無に等しい。
(電車の中で座っている人を頭上から片っ端、チェックしてほしい笑)

では。バーンと出ている白髪と。
根元が白いのはどちらが切ないか…。
『あ。白髪だったんだ。この人…』
と。後追いで知るのは切ない…。
それが美人だったりするともっと切ない。
黒髪ワンレンストレートの女性が、
振り返ったら結構なオバサンで。
『あ。すみません』って思ってしまうのと似ている。
切ないのである…。せつな〜い!

バレるのであれば。
最初から露出している方がいいのではないか?
で。34歳の時、私は白髪染めを辞めた。
それからは皆に会う度『ハア…』とか『すごいね…』と。
言葉にならない感想を数年言わせていたのだが、
その度に『何が言いたいんじゃー!オリャ〜っ。
すごいという言葉を使わずに言ってみろ〜!』
と思ったもんである。
(すごい。って言葉は便利な分、その含みの多さがなんとも相手を攻撃してしまうので私は気をつけよう思ったが、やっぱり便利だから使っている…。因果応報。周りに言ってしまっている言葉は自分にも返ってくるのである笑)

で。当時の私の目標が。
白髪でもカッコイイ女性の第一人者になってやろう。
というものだった。
服装もカッコよく人一倍気をつける。でも髪は白髪。
化粧も当然する。1 + αだからね。これは切なくない。
よく誤解されるのだが、
自然体を見てほしい。とかそんな自然主義は毛頭ない。
人は自然のままではキタナイ。と言って、
整形を重ねた中村うさぎだって私は支持するくらいだ。

つまり。私の矛先は自然とかそういうものでなく。
白髪染めの隠しきれない切なさであって。
白髪でも格好よく生きれるところを世間に証明してやる。
パイオニアになるのじゃー。ということだけだった。

だが…。ある日…。友人が。
「女が白髪ってさあ…鼻毛出して歩いてるのと同じだよね」と。

鼻毛ですかーー!ハナゲ〜っ。

なんと。この一言で。
私の戦っていた糸があっさり切れてしまったのだ。
世間と戦うことにも疲れていたらしい。
その3日後。美容院に行き。
『白髪が出てもわかんないくらい全体を明るくしてくれ』と。

私の頭は宝塚色になった。
帰り道、私の志を知っていた友人に連絡。
「もう髪の毛、宝塚だから…」
「えーっ。白髪で日本を変えるんじゃなかったのー?笑」

いや。私は。変えることができなかった。
私と白髪と世間とのながーい戦いは終わった。
そして。気分はすこぶる軽くなった。

           * * * * 白髪論、力説後 のカフェ* * * * *

「いやー。でも。マユゲさん、若返りましたよ」と。
年上なのになぜかいつも敬語のA君が切り出す。
「ほんと。ほんと。その鼻毛って言ってくれた友達に感謝だね。
よかったよかった」とN子。
「ま。女の人は黒くたって染めるわけで…、
白いから染めないっていうのも。おかしな話だよね。
だいたい髪の毛あっての話でしょ」と。
30代で禿げ、頭を全部剃っている J が言った 。

あれ〜。キミ達、私の構造の話、聞いてなかったんか〜っ?
というくらいあっさりした反応だったのであるが。
ともかく。私はこのまま宝塚頭で生きて行くことにした。
しかーし。
問題はこれ、いつ戻すのか。ということである。

70歳を超えた母は未だに染めていて、
90歳を超えるうちの婆さんも未だに染めている。
両者共、顔と頭が不自然に分離して見苦しく、
妖怪チックなのは言うまでもない。
そして。
世の中にはこんな人々が沢山いるのも事実…。
(皆、見慣れすぎ麻痺しているからなんも思ってないだろうけど)

まあ。私は白髪で日本を変えることはできなかったけど。
いつか白髪でもイケてる世の中になればいいなあと思う。
そんな日は来ないって?いやいや。
チョンマゲとか、あんなあり得ん髪型が、
カッコよかった時代もあったのですよ。
世の中の物差しは必ず時代と共に変わるのです。
妖怪チックなバアさんたち(稀にジイさんたち)が
解放される日もいつかきっと来る。
(まあ。今の人たちには間に合わないけど…)

しかしこれ…。
私と白髪との戦いは終わったのでなく。
染めてしまった今。
始まったばかりなのかもしれない…。あーあ。

2012年1月15日日曜日

ドイツ人とのTOKYO観光 - 後編 -

(今までの話→ 前編中編

このドイツ人の問題。
行きたいところがない…。
そして。この人の大問題。
電車に乗らない! 
(参照: ドイツ人とのTOKYO観光 - 前編中編
『お金もかかるしね。歩いていけるところいこうよ』という。
まあ。堅実ドイツ人なのだが…。
東京はね。広いんですよ…。

というわけで。
昼12時に青山のホテルにお迎えに行って以来。
ひたすら歩いている私たち。
ただ今。代々木公園。そして昼14時30。

代々木公園の寒空の下。両手を広げ。
「ンー。気持ちいいねー」
と大喜びのドイツ人を横目に。
私の心は大いに複雑であった…。

また。このパターンか。
昔。オーストラリア人を案内した時も。
一番喜んだのが多摩川の河原だったりし。
で。今回は公園ですか…。

しかーし…。もっと。
東京にしかないものを見て喜んでもらいたい。という
案内人としての責任感というか、欲が沸き上がる。
もはや。それは彼のためでなく。
自分のためである。というのもわかっているが…。

隣の明治神宮でさえ、興味ないから。と却下。
っつうか。やっぱり。君。
ムチャクチャ、はっきり断るよね…。

ならば。原宿の竹下通りは…。というと。
「入ってみる?」
「Oh ,ナイン!(= ドイツ語版 oh no) 」と首を振り
人ごみの写真を撮って。
「ン。ボクはもういいよ」と。

代々木公園のロカビリーを踊る集団も…。
非常に喜んだものの。3分後。
「ン。ボクはもういいよ」と。

あのねぇ。ボクはいいよ。って。
私はそもそもいいんですよ。
行きたい所とか言いなさいよー!全くっ!

一体どうすれば…。
というわけで、私は密かに友達にSOSを送っていた。

『マユゲ、ガンバッテー。今行くからねー』

                   * * * * * * * * * *
『どうしよう』という状態は。
裏を返せば『問題を解く』という、
エンターテイメントである。
1人の『どうしよう』はただの『どうしよう』であるが。
2人の『どうしよう』はいわば。
『謎解きゲーム』という
ちょっとしたエンターテイメントに昇格する。

* * * * * 助っ人、友人A子登場 * * * * * 
ああ。助かったー。
なんかもう。超、気が楽。
友人は「普通のおっさんやね」と。
私に耳打ちしたあと。
にこやかにドイツ語で話しはじめた。
私はもう救出された感じで放心状態。アホ面でついてゆく。
いい友達を持っていて本当によかった。

そして。私たちは。
『どうするー。どうするー』という会話をし。
(ああ。もう。どうするー?って言い合えて超幸せ!)
お茶をすることに。
道中、友人は。ちょっと入っていい?と。
ユニセックスなアクセサリー屋に入っていった。

すると…。ドイツ人は。あれ〜?! 入ってこない…。
男女兼用の物を扱う店でなので入りにくいわけではない。
興味がないから入らないのである。
で。興味がありませんよー。退屈ですよー。
というのを隠さない。
さすが。やっぱり。この辺がちょっと感覚が違う。

                     * * * * * * * * *
そういや…。
ドイツの現地企業で働いていた時。
自由参加のプレゼンがあった。
時間になると皆いなくなったので、
全員、参加しているらしい…。
え〜っ。なんか。興味がないとは言え。
全員いなくなると不安になる、ザ・日本人の私。
そこへ。1人だけ残っているドイツ人の同僚を発見。
「なんか皆いないし…。いいのかなあ?」と私。
「ン!?」と。ドイツ人。
「ほら。みんな。いないしー」

その同僚はキョトンとしていた。
つまりだ。この人は。
皆の行動と自分が何の関係があるのか、
私の言っている意味がわからないのである。
皆が行った=行かなければいけないのでは?
という発想が皆無なのだ。
自分は自分。他人は他人なのである。
いや。日本人だって皆、本当はそう思っている。
でも。その根底に流れている、ゆるぎなきものが。
よくも悪くも個人社会で生きてきた人たちとは違う。

       * * * * *  アクセサリー屋 * * * * *
やはり。放っておくのはちょっと気になる…。
5分後。ちょっと様子みてこよう。ということになり。
私が外に出ると。
あれ〜? 店の前にすらいない。
慌ててあちこちウロウロすると。
少し離れた道路の縁石に座っていた。

「なんかいいのあった?」と彼。
彼はいったって普通であった…。

                    * * * * * * *
「そうそう。友達がやっているお好み焼き屋さんがあるけど行く?
ジャパニーズ、PIZZA、レッカー!(=ドイツ語でおいしいの意)」とA子。
「いいねー。いきたーい。近く?」とドイツ人。
「えーっと。電車でねぇ…」
(ああ…。電車ーーっ!)

当然。却下。

渋谷まで歩き(←また歩いている)、回転寿しへ。
安くて(←これドイツ人重要)おいしいのでけっこう喜んだ。
その後。日本のクレイジーなデパ地下食品売り場とかを見せたが、
反応今ひとつ。
それじゃあと。渋谷のスクランブルへ。
そして。スクランブルを突っ切り、
センター街に入ったとき…。

「もしかして、ここ、ボクのために来てくれている?」とドイツ人。
(えーーっ?!今日はすべて、そのつもりなんですが…)
「ボクはいいよ。すごい人だし」と渋谷もあっさり却下っ。
ここでA子の顔が曇った。
ウーン…。なるほどね。と1人、何度か頷いたあと。
『ドイツ人ぽいね』と。
ボソっと日本語で言い、テンション急降下〜。
(あ〜〜〜〜〜っ!)

ドイツ人は足が疲れたからホテルに戻ることに。
「電車に乗る?」と聞いたらさすがに「乗る」と。
(そうだよー。電車は必要なんだよー)
というわけで、銀座線の渋谷駅へ送りに行った。
結局。彼が今日、一番喜んだのは。
自然あふれる代々木公園であった…。

彼の東京観光はあと7日。
「どっか行くプランとかあるの?自然とか好き?
1時間半も行けば山もあるよ。鎌倉とか高尾山とか」とA子。
「んー。自然とか興味ないから」とドイツ人。
(えーーっ。ちょっと待て。君が好きなのは本当は自然だってばー!)

何かが噛み合ないままの東京一日観光であった。
改札で、別れ際『じゃあ。また』と、握手を交わした。
この握手の味がなんとも言えなかった。
この握手で、3人それぞれが『また』はない。と。
思ったに違いない。
人間の第六感は言葉以上に語るというわけだ。

ここでは割愛するが、義理ハグなんてのもあり、
これもなかなか罪深いのですねえ。

                  * * * * * * * *
片言ドイツ語から解放され。
ハア…。と。
ため息をついた私たち。

おもむろにA子が言った。
「だいたい…。もうちょっとカッコよければ。
こっちのモチベーションも上がるというもんだけどねぇ…」と。
(おおー。やっぱり君もか!)
「そ。そーだよねー。やっぱり!」と。
低俗さ全開の私たちは『喋り足りねー』と言って、
再び夜の渋谷へと入っていった。

今日。問題があったのは、
彼の正直すぎる行動よりも。
私たちの低俗な脳みそだったのかもしれない。

とりあえず、
自分の見た目は磨いておこうと。
やっぱり。しょーもない結論に達した。
そんな一日であった。

でもね。
東京はね。乗り物に乗らないと。
どこにも行けないんだよ。

2012年1月4日水曜日

ドイツ人とのTOKYO観光 - 中編 -

(前編→ ドイツ人とのTOKYO観光 - 前編

今日案内する人がどんな人であろうと。
一日、東京を絶対楽しませてやる!という決意で。
ホテルにお迎えに赴いたものの…。
私の低俗な脳みそが。
『なんだよっ!ジジイかよっ!』と反応し。
急激にテンションが下がったのが前回

しかし。ここは気を取り直して、
一日東京観光スタート!
フリーマーケットを目指し、青山通りを歩く。

                        * * * *  * * *
「いやー。君が今日来てくれて助かるよー。
ボク一人じゃどこ行ってよいかわからないしー」
(ギクッ。私もわからない…)
「でさあ。東京は。日曜日、店は開いているの?」

ふむ。早速。ドイツ的発言。
ドイツでは戦前から閉店法なるものがあり、
日曜日はお店を開いてはいけない(注1)
(注1)平日も20時までという規制があったが。
2006年に大幅に改訂され、だいぶ規制も緩くなったけど日曜日はやっぱり休み。

「うん。日曜日も店は開いているよ」
「えーっ。じゃあ、働いている人は休みがないの?土曜日だけ?」

ウーン。これまたドイツ(ヨーロッパ?)的発想か。
つまるところ。
閉店法はキリスト教からきている。
日曜日=安息日だから。

「いや。水曜休みの人もいれば月曜休みの人だっているし…」
「ふうん。ドイツではねえ、日曜日は何もしないんだよ」
まあ。それはキリスト教的文化背景だからねぇ…。

コンビニに寄った。
彼は。ドイツのミネラルウォーターを買った…。
えーっ。それ。
観光客として、ダメでしょ。チミー!

そうこうしているうちに、
フリーマーケット会場、明治公園に到着。
フリマが好きな彼はテンションがあがる。
おおーっ!
こちらも低俗な脳みそとはいえ、
喜んでもらえるとモチベーション上がります。
来てよかったー。

よーしっ!私も楽しむぞーっ!
と思い、店を見ては立ち止まるのだが。
彼は同行者の行動おかまいなしに。
スタスタ行ってしまう。

ウーム。
さすが個人主義社会で生きてきた人ってかんじ。
と思うのは、いささか短絡的か。
でも。お互いが個人行動を取っていては。
あの人、ケータイ持ってないし…はぐれてしまう。

しかし。哀しくも。
バカの一つ覚えのように。
意味を考えることも。疑問に思うこともなく。
集団ラジオ体操なんかで育ってしまった私は。
会社の忘年会には行かなくとも。
『人に合わせる』という血はどこかに流れている。

彼が立ち止まった店の隣で、
無意味に商品を取り上げたりして。
店を見ているフリをし。
私も楽しんでますよー。的な素振りをみせつつ。
そのドイツ人を見失わないよう、
目の隅で追うことに専念する。
↑まさに添乗員!
いや。添乗員は堂々と同行者を見張れるから。
こっちの方が高度な技だ。と思うのも。
いささかおこがましいのか…。

「なんかいいのあった?」と彼。
「あ。ウ…。えーっと。まあ…。ウーン。ないね」と私。
「そうだよねー。ゴミばっかり!全部シャイセだね(←ドイツ語でクソという意味)
あのねー。フリマはそういうものなのよー。
ゴミの中から何かを見つけるものなのよー。
というか。チミ。案内係に失礼だなー。全く。
ま。正直とも言うが。
そもそも。
ホンネというのは失礼なものである…。

しかし。このドイツ人。
フリマは大好きというが。
どうやら、CDの山しか反応しないようだ。
お。またCDの前で立ち止まったが。
『全然ダメ』というふうに首を振ってまた去って行った。
これは。まずい…。

「どんなCD探しているの?」
「レゲエ」
「そっか。レゲエが好きなんだー」
「えっ。君もー?」
彼がうれしそうに言った。
「いや。アレステッド・ディベロプメントは好きだけど」
「それ、レゲエでなくヒップホップだから」と。
がっかりするような口調でクギを刺された。
「あ。レゲエか。えーっと…」
あれ?レゲエあんまり聴かない…。
「ボブ・マリーくらいかな」と私。
「まあ。皆ボブ・マリーだよね」とまたテンション下がる。
ちょっとー。あのねー。そこ。
盛り下がりポイントじゃないし〜。頼みますよー。

そして。珍しくCDでないところで立ち止まった。
Tシャツがいっぱい売っている。
「品物はここにあるのが全部か聞いてくれる?」と。
ウーン…。でも。フリマだからねえ…。
当然、ここにあるものが全てとの回答を得たあと。
その店の兄ちゃんを見て、
「あのT-シャツが欲しい」と。
「えっ。どれ?あの彼が着ているやつ?」
「そう」
「いや。あれは彼が着ているから…」

                       * * * * *
ウーム。確かに…。
何ごとも聞いてみないとわからない。
と教えてくれたのはドイツであった。
ドイツはサービス業が盛んでない。
店員が面倒だと思うと、出来ることでも。
『それはできません』とかテキトーな事を言う。
だから。ドイツの生活の基本は。
ダメと言われても。ダメだと思っても。
もう一回、掛け合ってみることだったりする。
交渉したり、食い下がらなけらばいけないことが日常的にある。

                      * * * * * * *
結局。お兄ちゃんの着ている、
レゲエのレーベルのT-シャツは断られ。
フリマは終了。

さあ。困った。
東京観光はまだ始まったばかり。
しかし。私はこのフリマの間。
密かに次のプランを練っていたのである。

Disk Unionが気に入ったという話を聞いたので。
では。下北沢のDisk Union に行ってそのあと。
日本のB級グルメ、お好み焼きでも食べにいくか。と。
で。誘っておいた友達とその辺りで合流すれば。
3人集まれば文殊の知恵となり。
あとはなんとかなるかなと。

「下北沢のDisk Union行ってみる?」
「あ。行きたーい!近い?」
「電車で10分くらい」
「ああ…。ウーン…そっか。じゃあダメだね」

えっー!? 何がダメなのか。電車がダメなのか?!
(参照: ドイツ人とのTOKYO観光 - 前編
とりあえず。代々木公園まで歩く。

        * * * * *代々木公園 * * * * *
「わーっ。いいねー。いいねー。きもちいいねー」
と。大はしゃぎ。
お〜。今までで一番喜んでいる。
でも〜。
ベルリンにもこんな公園たくさんあるし…。

「わー。いいねー。いいねー。いいよー。ここ」
ごめん…。でも。
マウワーパーク(注2)じゃダメなんですか〜?
(注2:ベルリンの公園)

「隣に有名な神社、明治神宮もあるけど。行く?」
「ンー。ボクはあんまり興味ないからべつにいい」 
ごめん。本当に。
マウワーパークじゃダメなんですかー? 

真冬の中。
公園にずっといるわけにはいきません…。
困りました…。
 一日はまだ始まったばかりです。まだ昼の2時30。
ガンバレ〜。マユゲ。 

次回はこの続きを後編にて。

(次、ドイツ人とのTOKYO観光 - 後編 -

2011年12月4日日曜日

ドイツ人とのTOKYO観光 - 前編 -

ベルリンに住む友人から連絡があった。
近所の店の店員さんが。
休暇で東京に来るという。
初ニッポン。初トーキョー。
『誰か知らない?一日案内してくれるだけでいいんだけど』
というわけで。
私に白羽の矢が立った。

ウー。また来たか…。
実は。過去、2回ほど。
外国人を連れて東京観光したことがあるのだが。
どちらも成功していない。

どこどこに行きたい!
というものがあって。
そこに向かって連れて行くのは簡単だが。
問題は、それがないのである。

つまり。
その日のエンターテイメントが、
全て自分にかかってしまうのである。
しかも。
ちょっとした知り合い程度だったりするので、
趣味趣向がわからない。

前回、オーストラリア人を案内したときは。
都内をあちこち連れ回したが、
全く、興味を示さず…終了。
東京を去る当日に。
多摩川の土手へ散策に連れていったら。
なんと。
河原を歩いたり、石を拾ったり大はしゃぎ。
一番喜んだ…。

ああ。この人。
自然が好きだったのか…。ガクッ。
という結末で大失敗に終わった。

その教訓を生かし。
今回は事前に準備をしようと。
メールで趣味趣向を聞いてみた。
すると。

* フリーマーケットが好き
* 歴史的な建造物や街に興味はない
* テレビで見たクレージーな仮装をして座っている人をみたい
(原宿、代々木公園前と思われる)
* 港に行きたい
* ツーリストじゃ行けないような所に行きたい。

ということであった。
えっ。港!? 東京湾ですかー?

事前情報これだけ。はあ…。
もー。じゃあ。そんな面倒な事。
断ればいいじゃないか。
と思うかもしれませんが。
なぜ引き受けてしまうかと言うと…。

私も世界各地で同じように面倒を見てもらった。
自分だって好意を受けたのだから。
今度は自分がやらねばっ!という気負いと。
今度は与える側にまわらねばっ! という気持ちと。
(↑『与える』と思っている時点でおこがましい…。)
なんといっても、前回。
オーストラリア人の観光が大失敗に終わった、
あの負い目もある。
今回こそは楽しんでもらいたいという欲。

つまり。
一見、見も知らぬ人を案内し喜ばせようと。
人が良いように見えるが。
実は。その人を使い、
過去の数々の負い目を払拭したいという、
単なるエゴイズムなのである。

人の為は自分の為とはよく言うが、
ほんと。
それがわかりやすく出たかたちである。
あー。我ながら。
ひでーな。全く…。

ともかく。
どんな人であろうと。
絶対。一日、エンターテインさせよう!
『東京は楽しかった』と思わせてやるっ!
と。心に誓った。

                   * * * * * * *
最終メールが来た。
「じゃあ、朝9時にホテルで!」

えっ!? 朝9時からってことは…。
昼すぎに『じゃあね、バイバイ』って言うのも失礼だから、
せめて日が暮れるまでとなると…ざっと10時間。
えーーっ。
10時間のエンターテイメントメニュー。
しかも。見知らぬ人に対して…。
も〜。無理っ!

というわけで。
友人も誘い、途中から合流してもらうことに。
彼女の『朝9時から一日は長すぎでしょーっ!それは断るべし 』
との助言を受け。
結局。東京観光は昼からに変更した。

    * * * * 確固たる計画がないまま当日 * * * *

青山一丁目の宿の前。
いる…。誰かいる。

ホテルの前に白人のモサ〜イかんじの男。
というか、おっさん。
というか、身だしなみがテキトーすぎて、
ジジイに近い。
この人。ドイツ人ぽい。間違いない。

と。ここで異変がっ…。
なんと私のテンションが下がったのである。

脳ミソの反応が。
なんだよー! ジジイかよー!
というわけだ。

いや。誤解のないように言っておくが。
私は外人とお近づきになりたいとか微塵も思っていない。
過去数年間、外国にいたので。
欧米人が全員プラピのようでないことも知っているし。
ギャグがお互い通じないことも知っているし。
通じないネタも沢山ある。
自分の語学も、堪能ではない。
そして。私も年を取ったので、
心のどこかで。もー。外人は面倒くさい。と。
思ってしまっている。

それなのにーっ。
見た目でテンションが下がるとはーっ!バカ者がーっ!
今日は絶対、コイツを楽しませきゃいけないのにーっ!
も〜っ。

ま。とりあえず。握手して挨拶。
ガンバレー。私のテンション!

「どう?フリーマッケット行ってみた?」
「まだ行っていない」
「よしっ!明治公園のフリーマーケットに行こう!」

とりあえず。
この先1時間半くらいの予定は埋まった。
ふう。よかったー。
しかし。
フリーマーケットまでは歩くと20分。
電車だと一駅乗れるが…
一駅だけでも電車に乗るか?と聞くと乗ると言う。

ウーム…。でも。彼はベルリンに住んでいる人。
ベルリンでは皆、金を使わないで遊ぶ。
自称アーティストが世界中からやって来て、
たむろっている街。
皆。金を遣わない生活が身についている。
そして。ドイツ人は財布の紐が固い。
なーんかいやな予感がして、確認してみた。

「あ。でも東京では切符は一回しか使えないよ。
乗る度にお金払わないといけないよ(注1)
(注1 ベルリンではゾーン制なので、同じエリア内であれば乗り換えしても駅出ても同じ切符が使える)
「一回しか使えないの?」
「そう」
「じゃあ。歩く」

そーだよねー。
ここが東京観光で気を遣うところなのだ。
メトロや私鉄やJRと。移動には結構、金がかかるよ。
ということを分かってもらわないといけない。

「でも。あとで。君に電車の乗り方教えてもらわないとなー。
昨日、渋谷に行ったんだけど。歩いていったんだ」
「えっ。3駅分あるよ。帰りも?」
「そう。帰りも。もう足が死んじゃうくらい疲れた」

それくらいガイドブックに載ってるでしょーがーっ。
この人。まったく何も調べずに東京に来ている…。
調べる気もない…。
というか、一人で電車に乗ってみようともしていない。

やばい。この人…。丸投げコースだ。
ガイドブックも見ていない…。
行きたいところも『わからない』と言う…。

さーて。
一日エンターテイメントメニューを。
考えねばならなくなりましたー。
しかも。即興で。今、組み立てねばならぬ。
(↑結局、事前に用意していない…)

条件: 電車はあまり乗れない。
切符は一回しか使えないから…。

さあ。ドイツ人との。
東京観光が始まりましたー!
ガンバレー。私のテンション!

意外な質疑応答やら、
びっくりな行動やら。
次回はその一部始終を。

(次、ドイツ人とのTOKYO 観光 - 中編

2011年8月7日日曜日

迷走記 #6 (完)

**** 船に乗った〜! ****

人生。大海原に落っこち、
溺れる寸前だったものの。
なんとか。
通りがかりのゴムボートに飛び乗った。

そう。やっとのことで。
短期のデジカメテストのお仕事を掴んだのが前回。
(参照: 迷走記 #5: ゴムボートに乗ったー!

今回のお仕事は。
前回。3日でそそくさと退散した
スーパーの立ちんぼの仕事より、
(参照: 迷走記 #4
100倍楽で時給は倍近い。
世の中って。やっぱり。
基本、理不尽で。
テキトーなものなのかもしれない。

しかしこれ。
1週間の期間限定のお仕事なので。
また。次のボートなり、
船に飛び乗らなくてはならない。

で。日課のごとく。
派遣の仕事をチェックするのであるが…。
見ていると。
社員よりハードルが低いとはいえ、
派遣というのも、
なかなか要求が高かったりする。

* * * * 仕事内容 * * * *
製品の仕様検討、仕様作成(ミーティング参加)
海外出張あり。
CADを仕様して設計。
試作品の作成、量産立ち上げ、
部品メーカーへの部品調達。
部品検査、生産ライン構築、
生産ライン従事者への指導。
* * * * * * * * * * * * * *

はあ…。
当然、応募条件としては、
これらの経験が○年以上ある人。
となっているわけであるが…。
えーっ。これ。派遣ですか〜?
といった調子。
じゃあ。社員は何処にいるの〜?

まあ。確かに。
社員というのは、色々と権利などもあり。
簡単には辞めさせることができないので(注1)。
会社とって、社員を取るということは。
ギャンブルである。
(*注1: 大手になればなるほど組合などがあり、この傾向は顕著になる)

そういえば。
10年以上前に働いた某大企業では。
『島流し部署』なるものも存在し。
問題ある人はそこに流し、遊ばせる。
という会社もあった。

ま。そんなこんなで。
日本は。派遣大国なわけであるが。
派遣の応募条件を見ても。
条件に当てはまるものが自分に何もなく。
ウーム…。と。
途方にくれていた。

しかーし。
ツキというものは不思議なもんで。
来ない時は来ないのであるが。
来る時は来るのである。

ひたすら落ちまくっていたのに。
派遣会社から数件、
仕事の話が舞い込んで来るようになった。

おお。やっぱり。
あのゴムボートに飛び乗った時。
何かが近くまで来ているという勘は。
間違いではなかったのだ。
(参照: 迷走記 #5 ゴムボートに乗ったー!

ああ。もしや。ここは…。
来たぞー!キターッ!

そう。たくさんの船が往来する海域に。
やってきたのだー。
嵐は去ったのだー。
やったー!やったー!

そして。遂に。
一つの船に飛び乗った。
乗ったー!
アハハー。乗ったぞ〜!

しかし。その船。実は。
2年前に。
私が突き落とされた船であった…。

なんと。そこは。
2年前にリーマンショックの影響で。
私がクビになったところ。

なんと。
同じ上司。同じ仕事。同じ同僚のもと。
2年前と同じデスクに座ることとなった。
そして。再び。
ドイツの皆とやり取りすることになるのだ。

コンピュータの向こう側には。
『さようなら』したはずのドイチランド。
『さようなら』したはずのリューベック。
そして。
あのドイツの皆がいるのだ。

ウ〜ム。
一体。誰がこの結末を想像できただろうか?


* * * * 勤務初日 * * * *

2年という月日…。
失業ブルース #1 - 9
ドイツへ引越し #1 - 7
ドイツで鍛える生活 #1- 60

もー。盛り沢山すぎて10年分くらいに感じる…。
海をまたいだりして、
引越しも4回した。

会社のIDカードをもらい。
首にかけた。
デスクに座った。
この席。おなじみである…。
右を見ても、左を見てもおなじみの顔。
後ろを見ても同じ人。
2年前となに一つ変わらぬ日常がここにある…。

はあ…。
私のこの2年は一体。なんだったのか〜!
神様のきまぐれ修行プレイか!?

ともかく。
なんだかよくわからんが。
暗黒時代が終わった。
架空出勤よ。さようなら (参照: 迷走記 #5)
リアル出勤よ。ありがとう。

明けない夜はない。
止まない雨もない。

そして。
永遠に続く晴天もない…。

ガーン…。
ま。行けるところまでこの船でいきますか。


p.s. さーて。仕事が見つかったので。次は家探しだー! 
ガンバルぞー!オーッ!


2011年7月26日火曜日

迷走記 #5

* * * * ゴムボートに乗った〜! * * * *

諸悪の根源は夢や希望だー!
そんなもんが人を不幸にする。
じゃあ。
夢や希望は捨てようじゃないか。

と。やけっぱちで応募し、
働くことになってしまった
巨大スーパーの入り口での立ちんぼの仕事。
参照: 迷走記 #4
アメリカ人ボスに。日本語で。
『アナタ、笑顔、足りない!
アナタの顔、オソウシキデス〜!』と。
言われ続けるもと。
5秒に一回『いらっしゃいませ』を叫ぶ × 8時間
 × ン年の人生は辛すぎる。
と。そそくさと退散し、
またプーになったわけだが…ここで問題が。

私は今。実家に居候している。
21歳の時には。もう。
さっさと家を出たので、
16年ぶりの同居である。

しかーし。
21歳で自立したはずの娘が。
いい年こいて家にいて、
プラス、無職ときた。
親としては。イライラっとしていたが。
やっと働きに出てくれた。よかったー。
と思った矢先であった。
というわけで…。
バイトとはいえ、
3日で辞めたとは言えなくなってしまった…。

そう。世のリストラされたお父さんが。
背広を着て、勇ましく。
『いってきまーす!』と家を出て。
公園に向かうように。
私も同じ状況に陥ってしまった…。
なんと。架空出勤である。
まさか。
自分にこんなことが起こるとは…。

まあ。バイトでシフト。
ということになっているので。
普段着で、気が向いた時に。
9時間くらい家を空ければよいわけで。
背広を着たお父さんよりかは恵まれているが…。
(どういうレベルの話だっ)

それを聞きつけた友達なんかは。
有給取るから!つきあうよ!
とか言ってくれたりして。
ほんと。持つべきものは友達かもしれない。

で。連日。34℃の猛暑。
外にいられないので、
カフェとかに行ったりするわけだが。
やはり。都会でブラブラするには。
毎日。それなりに金を遣う。

暑い。死ぬーっ!→カフェへ
腹減ったなあ→ランチ
ふらっとビックカメラ→分割でmacを買ったり
店をウロウロ→ 本とか服を購入したり。
暑い。死ぬー!→区民プールへ行ったり
(プール道具をバイクに積んでいる)
疲れた〜→再びカフェへ。とか。

毎回。架空出勤がこんな調子である。
来月こそはこんな生活じゃないはず。と。
買い物は、いつも。来月を当てにし。
すべてカードで2回払い。
しかし。
どんどん減っていく銀行残高を見る度。
これはいよいよ。まずいなー。
というかんじなのだが…問題は。
なんだか。
生活レベルが落とせないのだ。

そういや。
小室哲哉が詐欺で逮捕された時。
生活レベルを落とせなかった…。
と。言ってたっけ。
規模は違いすぎるけれど。
なんだかわかるような気がした。

とりあえず。カフェにいる時は、
mac を持ち込み、職探し。
毎日、3時間くらいは職チェック。
で。まあ。私の職種と、
年齢と経験値のバランスなどの事情により。
どうしても派遣になってしまうのであるが。
週に5, 6件のハイペースで応募し。
で。その間に。
派遣会社数社に登録に行ったりしていた。

そんなところへ。ニュース。
                * * * * *
牛丼店で強盗。容疑者は。
妻には。夜中、働いていると嘘をつき、
奪った金は『はい。給料』といって、
妻に渡していた。と供述している。
               * * * * *

泣ける話である。
が…。ちょっとこれ。
人ごとじゃないかもーっ!

日が経つにつれ。
最初はなんとかなっていた架空出勤も。
数週間経つ頃には。朝が来る度。
「朝が来てしまった…。さて。今日はどうすっかなあ…」と。
もう。さすがに限界に。
どうにかせねば〜。と思うものの。
仕事は。掴みそうになる度。
あと一歩でスルリと手から抜けていった。

明けない夜はない。
止まない雨もない。

物事には。どんな事柄でも。
終わりは必ず。あるっ!
ゴールはどこかにある…。

一日中、外をフラついて。
金もあちこちにバラ撒き。
死ぬほど汗をかいて家にもどると。
居間のテレビがついていた。

                * * * * *
こちら、東京にある○○植物園です。
このような珍しい植物もあるんですねー。
こちら、入場は無料となっておりまーす!
                * * * * *

「ここどこ?」と私。
「小平市だって」と。マユゲ母。
「フーン」と。私。
(ウーム。ここ。明日の出勤場所にいいかも…。植物好きだし〜)

まさか。
同じテレビを見ている娘が横で。
『おー。ここは明日の架空出勤場所にっ!』
なーんて。こっそり思っているとは。
マユゲ母は、夢にも思ってなかろう。
かわいそうにねえ。
数ヶ月前は。
『娘はドイツで働いているんですぅ〜』
って周りに言ってただろうけど。
ホントは、今。君の娘は無職なんです…。

ま。知らぬが仏とはこのことか。

                * * * * * *
居間を出ようとしたその時。
マユゲ母が言った。
『ちょっとーっ。アンタ、家にお金。
働いているんだから。○万円入れてよね」

「ああ。あとで渡すよ」と言って、
2階の自分の部屋へ向かった。

お金ねぇ…。
階段をのぼりながら
牛丼屋へ強盗に走ってしまった人の事を。
ちょっとだけ想った。

自分の部屋へ入ると携帯が鳴った。
「あ。○○会社です。本日は登録ありがとうございました」
(おっ。派遣会社だ)
「早速ですが、来週から1週間の短期のお仕事がありまして。
お願いできないかとー。デジカメのテストのお仕事なんですけど…」

キター!
仕事がキターッ!
これは毎日、街をふらつき、お茶して。
セールでお買い物して、macまで買い。
無職なのに、一生懸命、
日本経済をまわしたご褒美だー!
昨日。ブ○っクス・ブ○ザーズで面接用のシャツを買ったからな。
あれがよかったのかな。
もう一枚買えば、もう1週間仕事あるのかしら〜?
それとも。もっと高いもの買えば。
一ヶ月の仕事が来るのか〜?

大海原に落っこち。
(自分で入っちゃったんだけど…)
行き着く先もなく。方向も見失い。
溺れそうだったが。
通りかかったゴムボートになんとか。
手がひっかかった。
助かった〜。

そして。なんとなく。
大きい船がどこか近くまで。
来ている気配があった。
なにかが近い…。

ま。ともかく。
仕事や金に困った時は。
金を遣えということだ(ホントか?)。
世の中は循環。循環。
世の中は。
まわせ。まわせ。

では。とりあえず。
ゴムボートに乗り。
とあるメーカーのデジカメテストをして参ります。

2011年7月14日木曜日

迷走記 #4

**** やけっぱち、実践す ****

さて。
やけっぱち期が到来し(参照: 迷走記 #3)

だいたい。
自分の可能性とか。
信じるからいけないのだ。
私は。自分には何もないと思い、
私は。そんな自分で満足したい!
人間。多くを望まなければ。
幸せなのだー。

というわけで…。
とある単純&肉体労働系に応募した。
面接官に。
「ハッ !? ソフトウェア開発という業界からなぜにうちへ?」
という不信感を大いに持たれつつも、
ま。とりあえず、人足りないから。
アルバイトスタートで…。
みたいなかんじで。
あっさりと受かった仕事。

それは。
とある外資の巨大スーパー。
レジ係、商品の陳列係、お掃除係、
お肉をずっと切っている人。
お魚をずっと切っている人。など。
まあ。色々な仕事があるわけだが。
店の入り口担当になってしまった。
『いらっしゃいませ』系…。

ウーン。笑顔を振りまく接客か。
かなり向いていないと思われるので。
裏でお肉を切ったり、
手を動かかしている方がまだよいのだが。
なーんか。いやな予感…。

遡ること、16歳の夏。
ファミレスのウエイトレスとして働いた。
『デ○ーズへようこそ!』という、
決まり文句があったのだが。
そんな恥ずかしいこと事言えるかよー。と思って。
言わないまま働き通した15の夜。
じゃなかった。16の夏。
そんな人が20年後にまたマニュアル接客。
果たして、できるのか?!

初日はオリエンテーション。
バイトとはいえ、
20枚くらい、契約書に色々サイン。外国っぽい。
それから。
ドラマ仕立てな教育ビデオを数本、
4時間くらい見るのであるが…。
これが。アメリカ企業だけあって、
ドラマがやっぱり海外ドラマ風。
なんかこう、映像のの雰囲気が。
『ビバリーヒルズ高校白書』とか『フレンズ』
の中に出てくる、そのものなのだ。
いやはや。アメリカ。

そして。
従業員の控え室に行くと。
白人、黒人、ヒスパニック、アジア系にインド系と。
肌の色も、まあ様々。
従業員、超多国籍。
で。皆、日本語ペラペラ。
かつての日本にこんな光景があっただろうか?
ま。国際的になるのはいいことだ。
民族は単一だと。
不健康な社会になりやすいのだ。
多国籍。歓迎!

仕事着は襟付き指定があるので、
ポロシャツを用意することに。
それなりに値は張るが、
気に入ったものを買った。
フフ。来月給料入るしね。と。
カードでガツっと購入。
テキトーな服で一日中働いたら。
なんか。
哀しい気分になるんじゃないかと思い。
気張ってみた。

* * * * そして。勤務開始 * * * *

さて。仕事であるが。
何をするかというと。
入り口でひたすら。
『いらっしゃいませー!○○を拝見しまーす』(注1)と叫ぶ。
注1:とあるものがないと入店できない)
もしくは。
『クーポンをどうぞー!』とクーポンを配る。

それをひたすら、
5秒に一回叫ぶこと5時間。
それだけ…。
すみませーん。
これ。機械じゃダメなんですかー?

叫ぶのでのどがカラカラになるのだが。
客の前で水を飲むのは禁止されている。
よって。
水を飲めるのは指定された休憩時間のみ。
休憩は5時間勤務の時は一回だけ。15分。
それが水を飲める唯一のチャンスである。

入り口なので野外みたいなもの。
夏。5秒から10秒に一回叫ぶ。× 5時間。
水飲みてー。
もー。拷問…。

すると。
現場監督のアメリカ人のおっさんが。
ツカツカーって、歩み寄ってくる。
(日本語ペラペラ)

アナタ、笑顔が足りない!
声が出てない!
顔が暗いデスー!

アナタ、お葬式ですよー。オソウシキーッ!
スマイルー、声!!
そして。
アメリカ人ボスは去っていった。

ボスの方を見ると。
ボスは『キーッ!』と。こちらを見ている。
ああ…。

いっそう声を張り上げる私。
声が低いのもあって、
声は雑踏に消えてしまう…。
そして。凡人には。
『叫ぶ』と『笑顔』は共存しない。

すると。またそのアメリカ人ボスが。
大股歩きで、ツカツカーって。
お尻をプリプリ振りながら私のところに来る。

「ココノポジション。一番タイセツなのナンデスカー!」
1に笑顔! 2にスマイル! 声!
アナタソレナイ!

『…… 』
果たして。アメリカ人に、
『1に笑顔!2にウンチャラ〜…』
って日本語で怒られた日本人が
この日本にどれだけいるだろうか?

はあ…。
私はアメリカをナメていた。
だって。
この間まで住んでたドイツでは。
スーパーの店員なんか。
座ったままレジやっているし。
『いらっしゃいませ』もない。
客の前でクイクイッと。
ペットボトルのジュースだって飲む。
ブスーっとして業務をこなし。
列をなしている次の客は。
『ハイ、次ーっ!』とコワーイ感じで呼ばれる。
客と口論だってする。

昔。ベルリンで。
50ユーロ札で数ユーロの買い物をしようとした客に対して。
「おつりなんかないわよーっ!」
ってレジの人が怒って、
客と喧嘩になっているのを見たことがある。

しかし。サービス業の国。
アメリカは違うらしい。
そういや。オーストラリアのスーパーでも。
店員はいつだってスマイルであった。

ま。ともかく。
この入り口のポジションは担当が何人かいて、
日本人じゃない人も数名いるわけだが。
長い人だと4年もそのポジションをずっとやっている。
しかも、フルタイム社員。
入り口担当で4年。
皆。色々な事情があるのだろうが。
叫び続けること、
5秒から10秒に1回 ×8時間 ×4年は。
忍耐という面で、本当に頭が下がる。

しかーし。ごめーん…。
私にはその忍耐はない。
それを飲み込む、諸事情もない。

今。これを選んだら。
これをやる人生になる。
でも。これを選ばない人生もあるはずだ。
私は…。ごめーん。ヘタレです。
抜け出したい!

* * * * 翌日 、再び勤務 * * * *
日曜日。客足がすごい。
相変わらず、私は。
アメリカ人上司にウケは悪く。
「ココのポジションは店の顔でデス!
暗い!スマイルー!声ー!ソレはオソウシキーッ!」と。
言われ続け、
魔の『5秒に一回叫ぶ × 5時間』は終わった。

シフトを見た。
まだ。来週のシフトを組まれてなかった。
今だ!シフトを組まれたら辞められない!

3日間、お世話になった人、
数人に頭を下げまくった。
辞めた…。

結局。私には。
『自分にはなにもない』と思う能力も。
『多くを望まず満足する』という能力もなかった。
青春ノイローゼは治せなかった。
参照: 迷走記 #3

しかーし。
これがきっかけで。
私の尻に火が付いたのだ。
前職と同じ職業にもどったるーっ!

さて。次回。
私の快進撃はスタートするのでしょうか?

そして。
やけっぱち期の代償として。
お値段の張るボロシャツのカード請求が。
来月。来るのでしたー。はあ…。

p.s. こうやって。
また、履歴書に載らない履歴が増えるわけです。
(参照: 履歴書に載らない履歴

2011年7月8日金曜日

迷走記 #3

**** やけっぱち期到来 ****

前回のお店ブームで(参照: 迷走記 #2)。
頭おかしい真っ盛りに、
色々な所に送りつけた履歴書が。
ポロン、ポロン。と。
毎週のように戻ってきた。

これ。返ってくると。
なんだか。
ものすごーく。恥ずかしい。
あちゃーっ。
そういえば。
こんな所、送ったよねー。
と思ったり。
あー。まあ。そりゃそうだよな。
とか思ったり。
もう毎日が、アチャチャチャ〜っ。
というかんじ。
で。さすがに、考えた。

だいたい、いい年こいて。
やりたい事とか、好きな事とか。夢とか。
アホじゃなかろうか。
ムムっ。
これは、青春ノイローゼ(注1)だ。
そうだ。諸悪の根源は。
夢とか希望とか、理想じゃなかろうか?
(注1)みうらじゅんが提唱したビョーキの名。否定的な意味で、
いい年こいてまだ『青春』を卒業できていない大人のこと。

もっと違う可能性とか。
今までと違う人生とか。
自分にはもっと出来る何かがある。
と思っているビョーキ。

しかしそれは。
私たちが、20代のころ。
実は。誰もが持っていた、
『青春』という、ある種のノイローゼ。

が。それは年と共に薄れ。
30代ともなれば。
ノイローゼを実現できた人は。
いわゆる『成功者』であるが。
ノイローゼを実現できなかった人は。
等身大の自分を受け入れることになる。
で、ここで受け入れることができた人も。
ある種の成功である。
しかし。私は。おそらく。
この辺りの移行を失敗している。

そうだ!
諸悪の根源は。これだ!
自分に何かがあると思っていること。
夢とか希望とか理想が。
人を不幸にしているのでは?

                           * * * * *
テレビをつけると。
『あなたに夢はありますか?』
というテーマをやっていた。
コメンテーターは中村うさぎ。
彼女は言った。

「だいたいねえ、
夢とか言ってるんじゃねーよ。
夢なんて捨てちまえ!
人にはねえ。
追いかけてよい夢と、
追いかけちゃいけない夢があるんだよ!」

ハハーッ!
うさぎさま〜。すみませんっ!

                          * * * * *

自分には出来る何かがある。という幻想。
自分にはもっと可能性がある。という理想。
自分にはやりたい事がある。という妄想。

よしっ!私はそれを捨てる。
私にはなにもない!

とある外資の体力&単純労働系に応募した。
そして。
面接した当日。合格の連絡。
ちょっと不安になって、
○○社、仕事。とかネットで調べてみてみると…。

あんなところで働く奴らは、クズだ。
どこにも行くところないから、
あそこで働いてんだろ。とか…。

ヒョ〜っ。もう。すんごい言われよう…。
しかし。クズ。
これぞ私が望んでいるものではなかろうか?
わたしは自分をクズと思い。
クズで満足したい!

私は貝になりたい!
いやちがった。
クズになりたい!
(↑こう言ってる時点でクズと思っていないわけで…おこがましい。)

そして。勤務日は来た。
やっぱり、人間。
クズになるのも。
無欲になるのも大変で。
煩悩には。
なかなか難しかったのである…。

次回はそのびっくり勤務を。