2009年7月5日日曜日

正しきビニール傘のあり方と日本

うちの会社は食堂が別棟にあるのだが。
とある昼時。雨であった。
食堂に行こうとオフィスのビルから出て来た女子たち。
「えーッ。雨だよー。雨。どうするー?どうするーぅ?」
とジタバタすること数十秒。
その後、傘のつもりか。
手に持った太っちょな二つ折りの財布を頭上に掲げ
キャー。といいながら女子たちは雨の中を走っていった…。
しかし。
その食堂までの距離、10メートル…。

『どうする?』って。
じゃあ何かー。昼飯食わないという選択肢があるんかー。
と突っ込みたくなるところだが。
ともかく。
日本人にとって傘は重大問題らしく。
駅から3分でも。
ちょっとの小降りでも。
コンビニでビニール傘を買う国民なのだ。

しかし。
このビニール傘ってのは。
どうもあちこちに忘れがちで。
恐ろしい数のビニール傘が日本中に余っていると思われる。
ビニール傘に趣味趣向があるわけでもあるまいし。
世にそんな余っているものを買うのはほんとバカらしい。

そこで。提案。
日本中が、置き忘れ。取られ。買い。
と繰り返しているのだから。
存在するビニール傘はもう国民のものでよい。

というわけで。
私は、不意などうしようもない雨の日は。
まあ。なんと言いますか。
既に実践している…。
その辺のボロそうなビニール傘を使う。
だって。もう国民のものでしょ。

鉄道会社よ。
雨の日は余り余ったビニール傘を放出しましょう。
そんな忘れものは誰も取りにこない。

しかし。
本当は、小雨くらいなら。
『あ。雨だ』とパーカーのフードを自然に被って。
躊躇なく雨の中を進む。
そんな光景が日本にもあったらよいと思う。
そういう些細なことが。
ほどよいテキトーさを備えた住みやすい国になるのだと思う。
ビニール傘が繁盛する社会はどこか歪んでいる。

日本よ。
男も女も雨くらいでジタバタするんじゃない。

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