2008年12月28日日曜日

停車位置にみる未熟な国

電車に乗っていると。
「停車位置を直しまーす」
とバックするその距離30cmほど。
えーっ。なに。これ。
もうひっくり返りそうになった。

私がいたベルリンでは。
電車はまだ完全に停止していなくても。
運転士によってはドアが開いた。
危ないじゃーん。と言うかもしれないが。
若者は飛び降り。
年寄りは、完全に停止してから降りる。
そこに文句を言う人も社会もなかった。
そんなんでよかった。

30cm…。
この30cmを許せないその社会が。
その精神が。
日本を住みにくくする。
それを許せてこそ。
ある程度のテキトーさを備えてこそ。
成熟した社会なのだ。

もっと雑になろうぜ日本。

2008年12月20日土曜日

ひでー話

子供のころ。
うちは長ーい坂道のてっぺんにあった。
あれは小学校3年生の時だった。
トボトボと坂道を15分上がり。
その坂道の頂上に差し掛かるところで。
ふと。何かが閃いた。

あー。そうか。
多分。死んでも終わりではない。
死んでもまた次の世界で生き。
そこで死んでも。
また次の世界で生きるんじゃないか?
ってことは…。
えーっ。わたしゃ永遠に終わらないのかーっ!
と、坂の頂上に着くころには愕然とした。

魂という単語も知らなかったが。
そのとき、
その永遠に続く何かを本能的に感じ。
まあ。そーゆもんだと思った。
私は、宗教はないが。
なんとなく。
あのときの閃きを抱いたまま今日に至り。
輪廻転生らしきものをなんとなく思っている。

なもんで。

子供はかわいい。
しかーし。
あの無邪気に笑う赤ん坊を見るたび。
あー。これから始まる80年の、
ほんのスタートラインにたったに過ぎないことを。
この子はまだ知らない…。
と思うと、ちょっと切なくなる。
そして。
自分もまた、このように。
振り出しに戻されるかと思うと。
切ない。
だって。何十年もかけ、子供時代を脱したのに。
また、そこに戻すなんてー。
ひでー。
また、ランドセルを持ってこい。とか
鉛筆はいいけどシャーペンはだめとか。
くだらないことを言われるのかと思うと。
やるせない…。

でも。やはり。
物事の構築として。
完結したもの以上の物を創りたかったら。
一度構築したものを崩し、また作り上げる。
というのは。
おそらく、物事の鉄則。
得たものは手放すのですよ。

ってなわけで。
人生も振り出しに戻されるわけなのだが。
あー。ひでー話だ。
だって。子供って。
発想は自由かもしれないが。
やっぱり誰かに所有され。
決っして自由の身ではないのだ。

またトイレの躾からされるのか。
で、また小学校でお漏らしとかしちゃうわけだ(<--私)。
 あーあ。

2008年12月16日火曜日

アウトローと貯金

私は元来、貯金ができるタイプである。
現に、20代のころは。
何も考えていなくても。
ちゃんと金は貯まっていった。
で、今はというと。
全くしていない。
給料使い切り。

私はアウトローになりたい病 (参照: アウトロー )なもんで。
アホを承知で述べるが。
私の中では。
サラリーマンより自由業の方が位が高い。
安定より不安定のほうが偉い。

もちろん。
会社で雇われで働いている人がいてこそ。
こうやってコンピュータが世の中で生産され。
私の手に渡り。
食べ物をスーパーで好きな時に買え。
地下鉄が走る。
サラリーマンがいてこそ。
この世が成り立つのもわかっている。
だから。
単なる感情論ではある。

しかーし。
大学出て、安定した企業に勤めたいとか。
安定しているから公務員とか。
そういうことを若造が言うと。
もうその人と話したくもないくらい。
いやなのだ。
当たり障りのある生活をある時期しないと。
当たり障りのない表情になってしまう。
当たり障りのない人間が出来上がり。
人間がつまらなくなる。

で、かく言う自分はというと。
契約で立場的には不安定といえども。
大企業のサラリーマンなわけで。
(これで自分的には既に位が下がる)
で、貯金なんかはじめちゃったりして。
堅実な生活を送る。
なーんて図式が追加されたら。
あー。もう。耐えられん。

サラリーマンの今。
安定をわざと崩して生きて来た身にとって。
堅実でない生活を送ることが。
自分を守る最後の砦なのである。
しかーし。
もういい年だし。
当たり障りのある生活も十分した。
堅実になれー。
でもーっ…。
あー。根深いアウトロー病だこと。

とりあえず。
シンクをいつも奇麗にしていると金が貯まるという話なので。
シンクを奇麗にしようと思う<--もうバカ。

2008年12月15日月曜日

イベントと日常

年末だから大掃除しなきゃ!
忘年会だ!
と、世の中はイベントが大好きだ。

年末だから大掃除っていうのも。
意味わからん。
別に掃除なんて。
毎週するし。
気になったときに大掃除すればよい。

私は元来。
イベント重視型の生活が好きではない。
夏休みだから旅行に行かなきゃとか。
飲み会だから騒がなきゃとか。
ハメを外すとか。
ハメを外したいなら日常でやらんかー。
バローッ。

日常はどうでもよく。
イベントだけ盛り上がるなんて。
哀しい…。
だって。
生涯を通して。
イベントより日常の方が多いのは明らかなわけで。
淡々とした日常を深め、
愛で、制するほうが。
イベントを制するより。
人生は大いに彩る。
と私は信じている。

とか言っていると。
誰からも誘われなくなっちゃうんだけど…。
まあ。要はバランスなのだが。
日常は大事なのです。

で、日常の何を深めるの~?
クーッ。そんなこと聞く奴は。
もう知らん。

2008年12月12日金曜日

物事反転能力

以前、
言った事は起きなくなる
でも述べたが。
言葉というのは恐ろしい。

昨日、
頭まで伸びるバックパックを背負い。
スーツケースをガラガラ引き。
小遣い稼ぎをしに、フリーマーケットへ。
「その格好でバス乗ってきたの?」
と言う友人に。
「いやあ、結構楽なのよ。このスーツケース、
スーツケース専門の会社だけあって、30年くらい前のものだけど
車も全然壊れないんだよねー」
と、別にその製品の事を大して知っているわけでもないのに。
私は自信満々にそう言い放った。
で、その帰り道。

壊れた…。
スーツケースの車が…。
で、とんだ災難に。

ほんと。
自分の物事反転能力が恐ろしい。
のも、さることながら。
あー。世の中というのは。
やっぱり、そーゆもんなんだよね。
と、妙に納得はするが。
これでは、何も話せなくなるぅーッ!

言葉というのは恐ろしい…。
物事が動く。
しかも、
根拠のない自惚れなんかで言ってしまうと。
相反する方向に…。

今回のポイントは。
大して知らないのに言い放った。
しかも、
そんな事言ってしまったら。
帰りに車が壊れるかもー。
ということを想像しなかったこと。
(参照: 自説: 想像した事は起きない

ということで。
こうやって、事例がかさなり。
私の偏った自説も構築されていくのです。

2008年12月11日木曜日

集う女子

女子という生き物は集うのが好きだ。
それは、中学生ともなると。
ピークを迎え。
「一緒にトイレ行かない?」
と、誘われるのである。

一緒にトイレとか。
全くもって意味不明。
君の尿意は私の尿意ではないし…。
と、断り続けた中学校。
私の選択は正しかったと今でも思っている。

と、まあ。
女子的キャラを持ち合わせていない女子にとっては。
中学校では。
日々トイレを断るのに四苦八苦。
で、社会人ともなると。
オフィスで、女性だけ集まってランチ食ったり。とか。
女性だけでご飯たべに行こうよ。とか。
もー。それに価値を見いだせない人にとっては。
もー。本当にわけわからんのです。

だって。
女性だけって、気楽だし。
男性がいると話せないこともあるし、女性だけっていいよねー。
って言うのだが。
男子がいると。なにかー。
何が話せないんじゃー。

ま。世の中には。
男性と女性と女子がいて。
女子というのはまた別の性というか。
別の脳みそで別の生き物。

2008年12月9日火曜日

リンクする物事

物事は常にリンクしている。

嫉妬深く、ひがみ根性丸出しだけど。
仕事はすごい出来たりとか。
(その性格を抜いたら、たぶん、仕事はできなくなる)
美人だけどつまらんとか。
(美人で生まれなければ話術も切磋琢磨される)

だから。
わびさびの日本文化は好きだけど。
日本人の大人しい性格がいやだ。
って発言を聞いたりすると。
あー。わかってねーなー。と思う。
それはね。
にわとりとたまごの関係みたいなもので。
どっちかがないとどっちかはない。

物事もそう。人もそう。
どっちかがないとどっちかはないの。

2008年12月7日日曜日

勘違い10年

私は人生において。
とある勘違いをしていた時期が10年ほどある。
いや、
今でも多少、続いているかもしれない。

たとえ、一日8時間コピーを取っていても、
事務の仕事をしているときでも、
ドイツでウェイトレスをしているときでも、
プ−タローのときでも、
自分はカメラマンで。
それ以外は副業なんだと認識し、
コピー機の前以外の世界があると思い、
思われたかった。

そんな状態のまま渡ったオーストラリアでは。
デモがあると聞きつければ。
カメラバックを担ぎ、自転車にまたがり。
納品の当てのない取材に出かけ、
デモ隊のど真ん中へ突入!

フリーエデュケーション!
ウォーッ!
と警官隊に突入する集団に。
私もカメラを頭上にかかげ、ウォーッと突入。
グチャグチャになって写真を撮った。
カッコよかった。
報道カメラマンみたいだった。

しかーし。
自らカメラマンと名乗り、
出版社に電話をし、ひどいブックを持ち込み、
たまにはカメラマンみたいだったことはあっても。
なんちゃってカメラマンの域を決して出たことはなかった。

そんな状態で10年。
いかーん。
これはピーターパン症候群じゃー。
ということで、ある日。
写真よ、さようなら。
と、機材を全て売った。

そしてサラリーマンの今。
カメラマン病はよくなったものの。
なんか意味不明の自負だけが残り。
『写真やってて…前』
と意味不明の発言をしたりする。

だからなんなんだー。
今、関係ないじゃん。
そうなのだ。過去にさよなら!

2008年12月5日金曜日

素敵な生活でない人

電車の中でたまに見る光景。
ケータイのメールを覗き見されないように。
スクリーンに、
目隠しシールを貼っている人。

この人の自意識には、
別になんとも思わないが。
あれ。単純に美しくない。

きっと、この人の生活も。
素敵でないのだろうなー。
と、連想させる。
そんな代物なのです。

2008年12月2日火曜日

正しきケンカ

人とぶつかっても。
ケンカしても。
縁を切ってもよい。
ただ。
明日その人が死んでも後悔なし。
と言えるなら。
そのままでよい。

ということで。
自らの行動が、
合っているか。間違っているかは。
死を前提に考えるとわかりやすい。

ウーン。
明日死んじゃうのかー。