子供のころ。
うちは長ーい坂道のてっぺんにあった。
あれは小学校3年生の時だった。
トボトボと坂道を15分上がり。
その坂道の頂上に差し掛かるところで。
ふと。何かが閃いた。
あー。そうか。
多分。死んでも終わりではない。
死んでもまた次の世界で生き。
そこで死んでも。
また次の世界で生きるんじゃないか?
ってことは…。
えーっ。わたしゃ永遠に終わらないのかーっ!
と、坂の頂上に着くころには愕然とした。
魂という単語も知らなかったが。
そのとき、
その永遠に続く何かを本能的に感じ。
まあ。そーゆもんだと思った。
私は、宗教はないが。
なんとなく。
あのときの閃きを抱いたまま今日に至り。
輪廻転生らしきものをなんとなく思っている。
なもんで。
子供はかわいい。
しかーし。
あの無邪気に笑う赤ん坊を見るたび。
あー。これから始まる80年の、
ほんのスタートラインにたったに過ぎないことを。
この子はまだ知らない…。
と思うと、ちょっと切なくなる。
そして。
自分もまた、このように。
振り出しに戻されるかと思うと。
切ない。
だって。何十年もかけ、子供時代を脱したのに。
また、そこに戻すなんてー。
ひでー。
また、ランドセルを持ってこい。とか
鉛筆はいいけどシャーペンはだめとか。
くだらないことを言われるのかと思うと。
やるせない…。
でも。やはり。
物事の構築として。
完結したもの以上の物を創りたかったら。
一度構築したものを崩し、また作り上げる。
というのは。
おそらく、物事の鉄則。
得たものは手放すのですよ。
ってなわけで。
人生も振り出しに戻されるわけなのだが。
あー。ひでー話だ。
だって。子供って。
発想は自由かもしれないが。
やっぱり誰かに所有され。
決っして自由の身ではないのだ。
またトイレの躾からされるのか。
で、また小学校でお漏らしとかしちゃうわけだ(<--私)。
あーあ。
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