2008年12月20日土曜日

ひでー話

子供のころ。
うちは長ーい坂道のてっぺんにあった。
あれは小学校3年生の時だった。
トボトボと坂道を15分上がり。
その坂道の頂上に差し掛かるところで。
ふと。何かが閃いた。

あー。そうか。
多分。死んでも終わりではない。
死んでもまた次の世界で生き。
そこで死んでも。
また次の世界で生きるんじゃないか?
ってことは…。
えーっ。わたしゃ永遠に終わらないのかーっ!
と、坂の頂上に着くころには愕然とした。

魂という単語も知らなかったが。
そのとき、
その永遠に続く何かを本能的に感じ。
まあ。そーゆもんだと思った。
私は、宗教はないが。
なんとなく。
あのときの閃きを抱いたまま今日に至り。
輪廻転生らしきものをなんとなく思っている。

なもんで。

子供はかわいい。
しかーし。
あの無邪気に笑う赤ん坊を見るたび。
あー。これから始まる80年の、
ほんのスタートラインにたったに過ぎないことを。
この子はまだ知らない…。
と思うと、ちょっと切なくなる。
そして。
自分もまた、このように。
振り出しに戻されるかと思うと。
切ない。
だって。何十年もかけ、子供時代を脱したのに。
また、そこに戻すなんてー。
ひでー。
また、ランドセルを持ってこい。とか
鉛筆はいいけどシャーペンはだめとか。
くだらないことを言われるのかと思うと。
やるせない…。

でも。やはり。
物事の構築として。
完結したもの以上の物を創りたかったら。
一度構築したものを崩し、また作り上げる。
というのは。
おそらく、物事の鉄則。
得たものは手放すのですよ。

ってなわけで。
人生も振り出しに戻されるわけなのだが。
あー。ひでー話だ。
だって。子供って。
発想は自由かもしれないが。
やっぱり誰かに所有され。
決っして自由の身ではないのだ。

またトイレの躾からされるのか。
で、また小学校でお漏らしとかしちゃうわけだ(<--私)。
 あーあ。

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