2008年10月20日月曜日

アウトロー

  
アウトロー。
何を隠そう、私が子供のころから望んでも。
望み続けてもなれないもの。
アウトロー。

中学生のころから、
保守的なことを嫌悪し。
常識を軽蔑し。革新を愛し。
世間の枠から外れれば外れるほど。
よしとし。
外れば外れるほど格好いいと思ってきた。

だから。
「私は小学校、実はほとんど行ってなくてさあ。
中学も高校も、週3日くらいは行ってたような気がするけど、
途中で抜け出して映画とか観にいってたりしてたからね。
まあ。親父もヒッピーだったから血かな」

なーんていうのが。
私の理想なのであるが(←バカ)。
現実はというと。
親父は普通の親父だし。
小学校も嫌々ながら毎日行き。
中高も、合せて3日くらいしか休んでいない。
今の職場だって3年経つが当日休みなぞ一日たりとない。
社会から外れるどころか、歯車状態。
(まあ歯車ほど役には立ってないが、スタンスが歯車ね)

職も転々とし。
日本を飛び出したり。
へんなこともいっぱいして。
いわゆる、まともな道では全くなかったが。
それでも決して。
私は。アウトローではなかった。

なぜならば。
根っからのアウトローは。
社会の枠からはみ出したいなんて思わず。
はみ出している自らを嫌悪し。
普通でありたいと思うはずだからだ。

アウトローになりたい。
と思っている以上。
わたしは普通であり。
あー。サラリーマンなのです…。

そして。
私がサラリーマンを見下さなくなったとき。
サラリーマンを抜け出せる日が来るのかもしれない。
それが世の性というもんだ。
(『抜け出す』という表現を使っている以上、
抜け出せないのだ。分かるかー。この理論)

でも。やっぱり。
会社に行くとアトピーが出ちゃう。
とかいうのが
カッコイイんだよな。

会社に行くとアトピー。
いいよね。
出してみたいもんだ。

p.s. ↓これが妄想上のヒッピー親父像(理想)

画: マユゲ

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