2008年10月15日水曜日

備えとは

私の職場では。
地震に備えて社員3日分の食料と水が備わっています。
と自信満々に言うのだが。
なーんか考えが浅はかだなあと思う。

そんなてんやわんやの事態の時には。
あそこに行けば水があるにちがいない。と、
(その駅で降りる人は皆うちの社員というくらいのデカい所なので)
「水を~っ!」と近隣住民が押し寄せるにちがいない。
そんな近隣住民を押しのけて自分たちだけ、
『クイクイッ』っと水を飲むのだろうか。
企業もイメージダウンです。

そんなわけで。
備えとは。
焼けただれた人の『水を~ッ』を無視できないかぎり、
自分だけ備えていても全く意味はない。
という説に達した私は。
5階に住んでいるのだが。
火事の時に脱出するロープを隣の人の分まで買ってある。

なぜならば。
ススでただれた顔で泣け叫ぶ隣人を前に。
グッとロープを握りしめ隣人を一瞥し。
自分だけロープを辿ってスルスル~っと降り。
自分は助かり。隣人は死に。
で、私は生涯、人殺しで苦しむのであった…。
チャン。チャン。終り。

という事態を避けるべく…。

502号室の隣人。
私はあんたの顔も名前も覚えていないが。
あんたの命の綱をこっそり持っているのよ~。
いざとなったら投げるわよ~。

p.s. 降りやすいように1mおきに結び目を作り、あんた用の軍手も用意してあります。

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