2010年1月11日月曜日

ドイツで鍛える生活 #6

**** ああ遠きルーマニア ****

ルーマニア人チームに放り込まれ一ヶ月。
相変わらず、会話のネタには困窮しており。
8割方、天気とお国事情の話をしているのだが。
(参照: ドイツで鍛える生活 #3 )
ちょっと小賢しい技を使ったりして仲良くしている。

ヨーロッパの貧しい国々にとって。
EUに入れるというのはある種のブランドのようなもので。
『これで私達もヨーロッパ』みたいな格上げ感がある。
そして、2007年。ルーマニアも遂に。
水戸黄門で言うところの。
その印籠のようなものを得た。

それを知りつつ。
「ルーマニア人は滞在VISA要るの?」とか言ってみたりすると。
「No! I am from EU」と誇らしげに言うので。
『そっか。いいねー。君はヨーロピアンユニオン出身だからねー』
とか言ったりすると、ものすごーく喜ぶわけです。
まあ。自慢話の逆で。
相手の持っているもの、得たものを評価すると、
人は嬉しいわけですね(←いやらしい)。

ま。そんなEUネタもしぼみかけていたころ。
別なチャンス到来。
毎週月曜日はチームランチといって。
一人がチーム全員分のランチを作るというイベントがある。
で。私の番が来た。
当然。皆、来週は日本食だー。と大喜び。
 おお。ここはグっと期待に応えなければー!
料理で旦那は家に帰ってくると言うではないか。
(ま。私に旦那はいませんがーっ)
食い物で心を掴めー!食い物で繋げー!

ということで。
万人受けするお好み焼きを作ることに。
鰹節と青のりを調達し。
3日前からドイツの材料で試作を重ね。
質問にも答えられるようにお好み焼きの起源から歴史、
大阪におけるお好み焼きの店舗数まで調べた。
そうやって私の週末は終わり、本番到来。

鰹節が食えん人がいる…。
ソースもいやがったり。
なにもつけずに食べたがったり…。
もー。完敗。

ルーマニアは遠かった…。


p.s. 雪でも自転車に乗れるようになった。こんな雪の中を。
小学生のようにマウンテンバイクに乗って通勤している。
もー。35歳のオバハンなのにーっ!何してんだろ。

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