2010年2月1日月曜日

ドイツで鍛える生活 #8

**** ドイツ中産階級的生活 ****

目下の目標、引越。
大いに心配したものの(ドイツで鍛える生活 #7
とりあえず新居の契約は結んだ。
何事も起こらなければ(←まだ言ってる)
2月中旬に引越。
とは言え。引越ししたところで。
布団もなければ、電気さえない状態なので住めない。
というわけで。
鍵を受け取ったら週末ごとに物をひたすら買い。
新居に投入せねばらなない。
なもんで。
物をチマチマ運び、2週間くらいかけての引越しになる模様。
おー。夢の『洗濯機のある生活』はそこまで来ているーっ。
でも。洗濯機の配送でまたひと悶着あるんだろうなあ…。
配達日が指定できんから受け取れんとか…。
ま。夢の生活のためならばっ。そんなん何とかしますわ!

なぜならば。
今回、私のドイツ生活の目標は。
ブルジョアな生活!
なのである。

遡ること数年前のドイツ。
時給600円程度で働いたり。
暖房がろくにない家に住んだり。
ドイツで下層階級な生活は過去に十分堪能した。
下層階級な生活に負け、日本に戻ったので。
私にとって今回のドイツはリベンジなわけです。

で、その目標ってのが。
中産階級な生活!ブルジョアじゃー!
という、ま。低い目標なのだが…。
現在、ドイツ人のようにドイツの会社から給料をもらい。
給料の40%も税金を払い。年金も健康保険もドイツのに入り。
クレジットカードもドイツのを作り。
友達が一人もいない、家族がいない、言語障害。
未だに乾電池はどこに捨てるかわからない。
という点を除けば。
ま、普通の中産階級ドイツ市民のように生活している。
(なんか全然フツーに聞こえない…)

しかーし。
ブルジョアはブルジョアで問題が…。
なんと『料理の臭いがクサイ!アパート中に臭う』と苦情が来た。
おそらくカレー、もしくは魚の出汁の臭いの事だと思われのだが…。
こんな話。
アウトロー人々が集まる大都市の安アパートではあり得ん話である。
さすがブルジョア。お家が宝物。
さすがブルジョア。料理しないらしい。
さすがブルジョア。小うるさい。

いやー。しかし。これによって。
うちのアパートに住んでいる人々から。
『日本人は強烈な臭いの料理をするから気をつけたほうがよい』
と広まるわけですね。
すんません。
私のせいでドイツ国民の100人くらいにこの情報が流れるかも…。

ほんと。
外国人と接する時は誰もが日本代表になるわけで。
しかも一回だけで判断されたり…。
ま。これを読んだ日本人も。
『ドイツ人は小うるさいらしい。料理もしないらしい』
となるわけで、情報ってコワイです。

ま。とりあえず、その苦情にも。
『知らせてくれてありがとう!気をつけるね!』と。
返しておいた。
ここで。討論をするように仕組まれている西洋人は。
『それは何時の話か。私のせいだという根拠はどこにあるのか』
と討論に持っていくと思うのであるが。
ま。自分を誉めるわけではないが。
やっぱり、人との潤滑な関係を保つために、
不本意であるが自分が折れる。輪を重んじる。
という自己主張をしない日本人は。
西洋人がその特性を批判しようとも私は美しいと思うのです。

大した問題でもないのに、いちいち主張する。
って、やっぱり。
人としてダサイです。

というわけで。
最近は窓を前開にしてコッソリ料理している。
だって。
もうすぐ引越し。夢の洗濯機の生活だしー。
あー。引越が待ち遠しい〜!

p.s. 引越先はやっぱりブルジョアになりきれずアウトローな感じのへんな物件。一階はセックスグッツ販売店、向かいはPRADAというステキな組み合わせのロケーション。

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