2010年6月21日月曜日

ドイツで鍛える生活 #26

**** 後悔お片付け人生 ****
人生に『もし』はないと言う。
もし。◯◯だったら…。
もし。◯◯していれば…。
でも。所詮。
その『もし』は起きなかったことなのである。

しかし。
私はその『もし』を一個一個片付けてきた。
なんか、常に後悔のお片付けをしているのだ。
『もし。あの時…あーしていれば…』
じゃあ…。今から。ウー…やるか…。と。
いわば。後悔の実践である。

クソーっ。英語が話せていたらー。
じゃあ…。と。英語を猛勉強したり。
あー。ここがドイツでなく。
英語圏だったら…よかったのでは。と思い。
一転。オーストラリアへ引越したこともあった。
いや。あの時。
ドイツを離れないでドイツで踏ん張っていれば…。
じゃあ…ウ〜。ウウッ〜。
と。またドイツへ勝手に戻ったり(←バカ)。

『もし』はいつだって、強引に現実になった。
しかし。その
『もし。◯◯だったら、…なのではないか』
の『…なのではないか』の部分は。
いつだって現実にはならなかった。
結局、『もし』は起こらないのであるが。
変わることが一つだけある。

後悔が一つ片付くのだ。
あの時。やはり。
『もし』はなかったんだと…。

そして。今回のドイツも。
実は『後悔の実践』のために来た。
『…ではないか』の部分はやはり。
現実には起こっていないが。
また一つ、『もし』が片付いた。

しかし。人間というものは。
諦めも悪く、欲深いもので。
一つ『もし』が片付くと新たな『もし』が浮上する。
そう。ここに来て。
新たな『もし』が浮上してしまった!

田舎の街というのは家族生活が中心であり。
エンターテイメントが家族である。
やはり。
私みたいなよそ者の単身者には難しいのではないか。
プラス、言語障害児(ドイツ語能力: 低)だし。
もし(←でたーっ!)。都会であれば生活ももっと…。
じゃあ…。えーっ。都会へ引っ越し!?

ここから近い都会と言えば。
ハンブルグ、えっー。
で。リューベックへ新幹線通勤?
住まい東京(ハンブルグ)。
勤務地、小田原(リューベック)みたいな。
いやー。日本と違い、電車もよく遅れるし無理でしょ。
となると。東京に戻る!? えーっ?! 落ち着けー。

桃源郷はないとわかっているのに。
(参照: ドイツで鍛える生活 #23 )
私の悩ましき学ばぬ日々は続く…。

でも。この後悔お片付け人生。
一つだけわかっていることがある。
今際の際に。
ジタバタしない自信だけはなんかある。
残っている後悔は。いつだって。
新たに浮上してくる一個だけだから…。

あ。それとも。その一個だけで。
最期。ジタバタするのかしらん?

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