**** 電波少年的幕開け? ****
あの世行きが近づくにつれ。
(参照: ドイツへ引越 #4 )
最後の食事とか最後のお茶とかの機会も増え。
なんでも『最後』が冠詞のように付くようになってきた。
しかし。
実は頭の中で色んな人とのお別れというか。
この時期を何度もシュミレーションしていたので。
自分の中では既に何かが終わってしまい。
もう片足を向こうに突っ込んでいるかんじ。
実際の『最後の○○シリーズ』が訪れている現在。
今わの際のジタバタは終わり、
アワアワする周りをよそに妙に凛としている。
そんなわけで。
自分的には結構おだやかな最期を迎えている。
(パッキングしてないのにーっ!)
ま。なんと言いますか。移行としては。
日常 → 危篤 → 臨終 →あの世。
でなく。
日常 → あの世。
のように直接移行したいわけです。
つまり。
『コロリと逝きたい』というのが人生最期の目標であるように。
(参照: 死に向かって健康 )
明日、ドアを開けたらドイツ。という移行がしたいのです。
わかるかー。この感じ。
つまり。
この『最後の○○シリーズ』儀式が、
どうも危篤から臨終を経験するかんじなのだ。
ウーン。
十数時間ヒコーキに乗れば行き来できるとは言え。
皆もホントに私をあの世に行かせようとしているーッ笑。
で。
その『あの世への移行』であるが。
3日後、あの世への扉は以下のように開く。
ドイツ、ハンブルク空港、22時着。
↓
タクシーが迎えに来ている。
そのタクシーのおっさんにアパートの鍵を渡され。
そのまま1時間ほどタクシーに揺られアパートに連れていかれ。
↓
翌朝10時。ドアのベルが鳴る。
アシスタントの姉ちゃんに外人局に連行される。
労働VISAをもらう。
その後、会社に連れていかれるんですかねぇ。
そう。
なぜか空港でタクシーのおっさんに鍵を渡され幕が開き、
もう連れていかれるがまま。
えっ。でも。これって…。
電波少年ですかー?
2009年11月19日木曜日
ドイツへ引越 #4
**** 三途の川辺に到着 ****
あの世(ドイツ)まであと10日。
(あの世と呼ぶ理由: ドイツへ引越 #2)
三途の川は飛行機で渡るので荷物は23 kgまでである。
よって。
荷物はほとんどこの世に置いていかねばならないので。
物の移動のための引越をした。
4年住んだ家を引き払い実家へ引越し(↓Photo)
(↑この中で、あの世に持って行けるのは椅子の上のパックパック一つ。右端のギター。そしてダンボール一つか…)
27歳から4年間、海外ブータロ生活なんかをしていたので。
今回、27歳から数え15回目の引越し(今35歳ね)。
3カ国、5都市に渡る大移動。
その度に、物を捨て人に譲り手放してきた。
一番大事なものだけを手荷物にし空港へ行ったら。
重量オーバーでカウンターと喧嘩。
泣きながら空港に物を捨ててきたこともあった。
で。23kgに減らしたのに、
それすらも事故で成田へ届かなかったりと。
もう踏んだり蹴ったりで呆然と日本へ帰還した。
しかーし。
今、振り返ってみると。
あの時、大事だと思っていたもの。
泣きながら捨てたものの中で。
今、必要だと思ったり欲しいと思うものはない。
たぶん。人にとって。
手放せない物なんてないのである。
なーんていってると。
またドイツに荷物が届かなかったり紛失してしまうのか…。
もう十分捨ててきました。
たくさん手放してきました。
それだけは勘弁してください…。
あの世(ドイツ)まであと10日。
(あの世と呼ぶ理由: ドイツへ引越 #2)
三途の川は飛行機で渡るので荷物は23 kgまでである。
よって。
荷物はほとんどこの世に置いていかねばならないので。
物の移動のための引越をした。
4年住んだ家を引き払い実家へ引越し(↓Photo)
(↑この中で、あの世に持って行けるのは椅子の上のパックパック一つ。右端のギター。そしてダンボール一つか…)
27歳から4年間、海外ブータロ生活なんかをしていたので。
今回、27歳から数え15回目の引越し(今35歳ね)。
3カ国、5都市に渡る大移動。
その度に、物を捨て人に譲り手放してきた。
一番大事なものだけを手荷物にし空港へ行ったら。
重量オーバーでカウンターと喧嘩。
泣きながら空港に物を捨ててきたこともあった。
で。23kgに減らしたのに、
それすらも事故で成田へ届かなかったりと。
もう踏んだり蹴ったりで呆然と日本へ帰還した。
しかーし。
今、振り返ってみると。
あの時、大事だと思っていたもの。
泣きながら捨てたものの中で。
今、必要だと思ったり欲しいと思うものはない。
たぶん。人にとって。
手放せない物なんてないのである。
なーんていってると。
またドイツに荷物が届かなかったり紛失してしまうのか…。
もう十分捨ててきました。
たくさん手放してきました。
それだけは勘弁してください…。
ところで。
今いる三途の川辺(=実家)は、もう全てがトンチンカン。
今いる三途の川辺(=実家)は、もう全てがトンチンカン。
ボケた婆さんは。
『ドイツ、いつ行くんだっけ?』と5分おきに聞き。
天然ボケの父は。
『あれ?! マユ(<--私の本名)はダウン症だったっけか?』
と意味不明発言。
ダウン症って治るもんじゃないんですが…。と思いつつ。
あー。やはり。ここは。
あの世の一歩手前。
あの世への船着き場なんだと再認識している。
私に残された時間。あと10日。
そして。
10日後、私は30代の精神を持ちつつ、
アウトプット(ドイツ語)は3歳児となる…。
そして。
10日後、私は30代の精神を持ちつつ、
アウトプット(ドイツ語)は3歳児となる…。
2009年11月11日水曜日
ドイツへ引越 #3
**** あの世へ行く意味 ****
アシスタントの子に毎日メールした効果か。
私のあの世(=ドイツ ドイツへ引越 #2 )での家が決まった。
家具付きのとりあえずの家で、2〜4ヶ月住めるらしい。
その後再び家探し。あーあ。
私のドイツ語レベルは3歳児以下である。
つまり。
三途の川を渡ってしまったら。
言語能力が3歳児に低下するわけで…。
3歳児が一人で住民登録から電話の開通、口座開設、
ケータイの契約、荷物の運送手配、LANの工事依頼、
プロバイダと契約し、ネットを繋げなければならないのだ。
ケータイの契約、荷物の運送手配、LANの工事依頼、
プロバイダと契約し、ネットを繋げなければならないのだ。
そして、間借りの家を追い出されたあと再び、家探しと引越…。
はあ…。3歳児ですよ。3歳児。
遡ること7年前のベルリン。
当時はドイツ語レベルがさらに下がり、子犬程度。
引越しなければならなかったのだが。
言語能力が全く機能していないため。
言語能力を使わない手段として。
引越手段、地下鉄…。
頭まで届くバックパックを担ぎ地下鉄で15往復もした。
そーんなあの世。
そして。そーんなあの世になぜもう一回行くかというと。
私のルールとして、目の前にある道を選択するとき。
楽な方でなく、勇気がいるほう。
ギャンブルなほう。
めずらしい経験が出来るほう。
を選ばなくてはいけない事になっている。
安定した生活は楽である。
しかし、安定はある意味、その世界での完成形であり。
完成したものをそれ以上なものにするには。
完成したものを捨て、崩さないといけない。
土台から構築し直さないとそれ以上のものはできない。
体力が続く限り。
この世では、崩し続けなければならない。
では。君はなにを目指し崩しているのか。
それは、ひとえに。
オモロイ人間になりたーいッ! (←アホ)ってだけのことで。
歳をとったら、面白い人間こそ価値がある。
と思っているからで。
面白い人間になるには幅広い経験をしないとなれないからで。
ま。つまり。
結局、目指すところはお笑いなんですが。
お笑いのために体張っているわけです。
というわけで。
来月から、3歳児としてやり直し。
私に残されたこの世の時間、あと2週間半!
ひぇ〜ッ!
私に残されたこの世の時間、あと2週間半!
ひぇ〜ッ!
2009年11月3日火曜日
ドイツへ引越 #2
**** この世とあの世 ****
引越の費用は出してくれるのかなー?
飛行機はどうなってるのかなー。
労働ビザはどうなってるのかなー。
お家がないから探してくれるのかなー。
と毎日質問をアシスタントのお姉ちゃんに投げること1週間。
いっぱい質問しても不明な事はフツーに無視!
なのがゲルマン魂らしく。
翌日に不回答のものをしつこく質問し、1個回答を得る。
という日々を繰り返しているので。
質問は1日1個しか進まない。
そしてやっと。
飛行機チケットを買ってもらった。
飛ぶ日は勤務開始直前の11月末。
総旅時間16時間。
それでもまだ隣の都市へ着くだけ。さらに移動。
で。すぐ勤務開始。
人に言わせると無謀なスケジュールらしいのだが。
行ってしまったらずっと向こうだし。
もーっ、日本にいれなくなるーッ!
という思考回路になっているためギリギリまで日本に残ることに。
この発想。何かに似ているなー。と思ったら。
この世とあの世の関係と似ている。
今わの際にドタバタし、少しでも長くこの世にいたいっ!
というのと同じである。
この世の別れを惜しんでくれる人たちもいれば、
向こうには向こうで待っている人たちもいるわけで。
なんだか、ちょっと三途の川を渡るようである。
で、三途の川を渡ってしまったら。
買い物ができーん。
あんな田舎に何も売っていなーい。
(地図: リューベック )
イケてない物に金なんて出したくなーい。
と。いきなり三途の川から俗っぽくなり。
ものすごーい勢いでipodからダウンジャケット、スペアのメガネ。
と。もう、値段ってなんですか?っていうくらい。
今わの際にものすごい勢いで買い物をしている。
しかし。実は飛行機でいつでも渡れる三途の川なんですが…。
なぜか生き急いでいます。
p.s. 相変わらず、まだ家はありません…。
引越の費用は出してくれるのかなー?
飛行機はどうなってるのかなー。
労働ビザはどうなってるのかなー。
お家がないから探してくれるのかなー。
と毎日質問をアシスタントのお姉ちゃんに投げること1週間。
いっぱい質問しても不明な事はフツーに無視!
なのがゲルマン魂らしく。
翌日に不回答のものをしつこく質問し、1個回答を得る。
という日々を繰り返しているので。
質問は1日1個しか進まない。
そしてやっと。
飛行機チケットを買ってもらった。
飛ぶ日は勤務開始直前の11月末。
総旅時間16時間。
それでもまだ隣の都市へ着くだけ。さらに移動。
で。すぐ勤務開始。
人に言わせると無謀なスケジュールらしいのだが。
行ってしまったらずっと向こうだし。
もーっ、日本にいれなくなるーッ!
という思考回路になっているためギリギリまで日本に残ることに。
この発想。何かに似ているなー。と思ったら。
この世とあの世の関係と似ている。
今わの際にドタバタし、少しでも長くこの世にいたいっ!
というのと同じである。
この世の別れを惜しんでくれる人たちもいれば、
向こうには向こうで待っている人たちもいるわけで。
なんだか、ちょっと三途の川を渡るようである。
で、三途の川を渡ってしまったら。
買い物ができーん。
あんな田舎に何も売っていなーい。
(地図: リューベック )
イケてない物に金なんて出したくなーい。
と。いきなり三途の川から俗っぽくなり。
ものすごーい勢いでipodからダウンジャケット、スペアのメガネ。
と。もう、値段ってなんですか?っていうくらい。
今わの際にものすごい勢いで買い物をしている。
しかし。実は飛行機でいつでも渡れる三途の川なんですが…。
なぜか生き急いでいます。
p.s. 相変わらず、まだ家はありません…。
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