2009年12月13日日曜日

ドイツで鍛える生活 #2

**** そうは問屋は卸さない ****

日本から送ったギターが行方不明になり。
翻弄されること数日 (参照: ドイツで鍛える生活 #1)。
関税局から取りに来いとの通達が。
取りに来いって…。家に配達してくれないなら。
何のための 宅急便(EMS国際スピード郵便)なのか。

仕事前に朝っぱらから関税局へ。
関税局は郊外にある。
バスで永遠と揺られること45分。
着いたが、ドイツの朝7:30は真っ暗。
真っ暗でストリートの名前も見えんわ。人もいないわ。
通り過ぎるのはタイヤが自分の身長くらいある巨大なトラックだけ。
それがビュンビュン行き交う。
歩いている人もいないし。
帰りのバスもいつ来ることやら…。
こんなとろろにポツンと一人、降ろされても…。
(いや、まあ。自分で降りたのですがね…)
きゃー。
もー。こうやって。人って拉致されちゃうのかもーッ!
と大いに不安になったのだが、
使命: 関税局を探す!やらなければこの無人島を出れん!
と自分を奮い立たせ、ウロウロしていたら見つかった。

はて、関税局。
すぐ終わりかと思いきや、そうは問屋が卸さず。
引越しの荷物であること。
売り物でないことを説明、証明しなければならず。
手続きにかかった時間、1時間半。
物事、思ったとおりには行きません。
で、ギターを抱えたまま職場へ直行。

私が今回、就職したのはドイツの会社なのだが。
私の想像では。
仕事は皆、英語で会話するし。
ドイツ人達同士はドイツ語で話すから。
私の言語障害も良くなるんじゃないかー?
と思っていたらどっこい。
そうは問屋が卸さないのであった…。

やっぱり。物事って、全て想像と違うのね。

p.s.次号はその想定外な職場事情を。

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