2010年5月16日日曜日

ドイツで鍛える生活 #22

**** 超無意味な小旅行 ****

ドイツでは日曜日に店が開かないため。
土曜日は食料品の買いだめをする日。
で。日曜日は皆さん、公園か川。
というのがライフスタイルなのだが。

私の場合。
土曜日は皆と同様、食料品買い出し。
しかし日曜日は。
まだクソ寒いし(東京の冬くらい)。
一人で公園で優雅に楽しめるほど人間がデキていないので。
引きこもり。
という活動範囲の狭い生活を送っていたのであるが。
これではいかん。と思い。
立ち上がった。

そうだハンブルグへ行こう!
ヨガクラスと…スターバックスも行きたーい。
(注: お恥ずかしながら。スタバが。
都会=東京を思い出し安心するツールなのです)
よし。ショッピングもしよう!と。
60km離れたハンブルグへ電車で行った。

しかーし。
お目当てのヨガクラスはやっておらず…。
(ちゃんと調べたのにーっ!)

次。スタバ。
リューベックはスタバないから堪能せねばっ!
と、スタバに向かう途中。
カラスに襲われ。カラスに頭を蹴られた…。
別のカラスも襲ってきてまた頭を蹴られた。
ヒエ〜っ!なぜ私だけなのかー。
スタバには無事着き、堪能完了。

次。
郊外のアウトレットに行ってみよう!
ハンブルグからさらに電車で揺られること50分。
ちょこっと電車で揺られるともう田園地帯。
車窓からは牧草しか見えないのですが…。
牛と馬しかいない。子牛かわいい…。
しかし。ちゃんと帰れるのだろうか…。

なんか海外の見知らぬ土地に一人でいると。
街にいるときは平常心なのだが。
美しい牧歌的な光景に身を置くと。
その美しいはずの光景が単なる恐怖になるのです。
つまり。
こんな所に来てしまったのはよいが…。
帰れるのだろうか…。電車あるのか…。
という不安がつきまとい。
身体はキーンとし。
心はキュイ〜ンとなるのです。
でも。
こういう不安と緊張をくぐり抜けることが大切だから。
若者よ。旅をせよ。と言うのだろう。
こういう感覚が。
人の雰囲気となりを作る原料となる気がします。
まあ。
誰も30半ばの女に旅をせよとは言ってないんだけど…。

ま。そんなこんなで。
迷ったり。キュイ〜ンとなったりしつつ着いたのだが。
そこにアウトレットはなかった…。
ちゃんと調べたのにーっ!

で。ハンブルグへ戻る帰り。
あ。電車来たー。
あれ〜。誰も乗らない…。
あれ〜。電車。2両しかない。反対方向なのかな。
と思って足が止まって動けないこと5秒。
電車は去っていったー。
単に。皆は反対方向に行くので乗らなかった模様。
はあ…。(←バカ)
もー。5秒しか停まってくれないなんてひどい。
風がピューピュー吹く牧草地帯で。
さらに30分も電車を待つこととなった。

というわけで。
朝。10時に私の街、リューベックを出て。
夕方17時にヨレヨレになって帰宅。
総交通費 25ユーロ(3200円)の収穫は。
スターバックスに行けたこと。という。
もーなんのこっちゃ。
東京にいたら。そんなもん。
会社の行く途中に行けるもんじゃーっ!
やっぱり。スタバでもショッピングでもなく。
川と公園を目指さないといけないのか…。

というか。
一体、私の調べたものはなんだったのか…。
今回は。単なるキュイ〜ン損であった。


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