2008年11月3日月曜日

履歴書に載らない履歴 #2

続けなかった、続かなかった。
短期バイト特集その2。
年と共に学び、M度は下がるのか!?

21歳、秋。
某カメラメーカーでレンズの組み立てをする。
ネジ山を潰しつつ、なんとなく組み立て。
私によるMade in Japanはその品格を下げる。
後に自らをカメラマンと名乗る時代が来るのだが。
レンズの組み立てから下積みしたカメラマンは。
そういないはず。
工場閉鎖により、作業は4ヶ月ほどで終了。

25歳。
張り紙を見つけ、個人のカメラアシスタントに就く。
とある日。
我々はロシア製ポンコツジープに乗り、東京駅周辺にいた。
車で次の撮影地青山へ向かうも。
車は渋滞。もうアウトの時間。
ボスは編集者に電話をする。
「すみません。渋滞してましてー。あと10分で着きます」
(あと。10分?この渋滞で?ハッタリかな?)
10分後。
「あれ~。着かないなあ」とボス。
(エ~ッ!本気か!?バカか。こいつは)

アシスタントにも撮影させ、撮影者として名前も載せてくれた。
よい人であった。
でも。
金と時間の計算ができない男であった。
3ヶ月で去る。

26歳、夏。
ドイツへ行くぞー。オー!
ということで、バイト掛け持ち。
昼は某テレビ局の『島流し部署』に勤務。
『島流し部署』というだけあって。仕事なんてほとんどない。
一日8時間、ボーッとワイドショーを見たり(当然その局の番組)、
廊下でフリスビーして遊んだりして金をもらう。
夜6時になると、華やかな世界の中の『島流し部署』から一転、
自転車で次の勤務地へと向かい。
夜6時30からは商標&知的財産取得代行会社で。
ファックス流しを3時間。
さすがに掛け持ちで毎日眠く。
掛け持ち期間は2, 3ヶ月で終了。


27歳、春。ドイツ・ミュンヘン。
ドイツ到着3ヶ月後。
ドイツ語もグーテン・タークと数字しか言えないレベルのまま。
なぜか、レストランのクローク&予約受付電話番のバイトに就く。
日本食レストランでも当然、
かかってくる電話すべてドイツ語。
全くわからん。
しかし、わからんと言っていてはクビになるので。
時間と人数と名前とスペルはとりあえず必死で聞く。
恐怖の電話番だが、人間なれるもんで恐怖慣れもし。
またもやテキトーにこなす。
3ヶ月後、この店からデパ地下食品売り場に派遣されたため。
ガルドロベ(ドイツ語でクロークのこと)終了。

うーん。27歳、ドイツまで来ました。
しかし。まあ。
世の中、頭を使う仕事はなかなかさせてくれません。
次回はドイツブルーワーカー集。
日本を離れてもブルーワーカーは続く。

p.s. 今回も半年を超える仕事は省いております。
次→履歴書に載らない履歴 #3

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